「プロ野球選手のセカンドキャリアから考える、サラリーマンのキャリアチェンジ~前編」
こんにちは。良ちゃんこと良平です。
平成元年世代。人生100年時代に仕事もプライベートも長く現役で楽しみ、いずれは多くの人に火をつけるきっかけを与えていきながら多くの仲間と「村」を創るというビジョンを掲げています。
最近は自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介という観点でプロ野球選手の紹介を通じ感じたことや気づきを書き起こしています。
前回は「最新の面接事情②〜対面の面接の極意、ハイブリッド型転職活動」というテーマで書かせていただきました。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
少し投稿の間隔が空いてしまいましたが、今回は趣味のプロ野球を取り上げたいと思います。たまにプロ野球の話題で投稿してきましたが、少しひねって「転職エージェント」の視点でプロ野球のシーズン終了後に訪れる戦力外通告やトレードについて感じた事、身近な私たちの“契約”について私見を述べたいと思います。
1.超一流選手は「圧倒的な魅力を持つチームの看板」
プロ野球は毎年、セ・リーグとパ・リーグの代表がぶつかる日本シリーズ終了後に、契約更改が始まります。プロ野球選手にとっては、今年1年間のシーズン成績によっては一気に年棒がアップする人、大幅に年棒ダウンする人、明暗を分けるとてつもなく大きな査定です。メジャーリーグでは、大谷翔平選手が1年契約で43億円という超破格の契約を勝ち取りました。2年前にメジャーから楽天に帰ってきたマー君こと田中将大選手も、推定年棒は9億、巨人で10年以上ショートのポジションを守り続け、いまだ一軍の主力として活躍する巨人の坂本勇人選手は推定年棒6億と言われています。
私も素人なので細かい事は分かりませんが、超一流のプロ選手はなぜこんなに桁違いの報酬をもらえるのか?私なりに考えてみました。
出した答えは「ファンをワクワクさせる圧倒的な魅力」「常に結果を出し続けるプロ意識と涙ぐましい努力」「チームへの貢献度」「賢さ」なのではないかと考えています。チームの勝利のために、どれだけ勝利に導く結果を出せるか?試合の流れを変える影響力を持っているか?ピッチャーとバッターの勝負は「駆け引き」であり、その駆け引きに勝ち切る「賢さ」「ピンチをチャンスと捉え、最大限の力を発揮できるメンタル
だからファンも、その選手のプレー見たさに球場に足を運んでくる。グッズも欲しくなる。選手のコラボ弁当も食べたくなる。魅力がある人が宣伝してくれれば、あらゆる商品やサービスのユーザーは増え球団の売上も増えるわけです。
つまり、超一流選手は試合での活躍だけでなく球団、言い換えれば球団の経営に対しても利益貢献をしているので、その対価として報酬は大きくなるのです。球団は利益をもたらす選手を手放したくないですよね。長く活躍してもらえるように練習の環境もバックアップするし、スポンサーも付く。すごく分かりやすいですよね。
2.プロ野球選手が抱える「セカンドキャリア問題」
しかし、プロ野球選手も、30歳を境に成績が下がっていき、比例して年棒も下がる事がほとんどです。
数年前までバリバリのレギュラーだった選手も、たった一つのケガや成績不振でパフォーマンスや評価がガクンと落ち、年棒ダウンや戦力外、他の球団の選手と入れ替わるトレードが行われたりします。
プロ野球においては、チームの勝利、シーズン優勝のために選手の入れ替わりは激しい印象です。一番最高の結果を出してくれる期待が高い選手がレギュラーになれるわけで、結果が出なければ外される。当然と言えば当然です。
さらにプロ野球選手は現役の間、お金も時間も労力も、近くにいる人間関係も全て野球に注ぎ込んでいるはずです。その分、上手くなるしパフォーマンスを上げ自分を鍛え上げている選手はカッコいいですし、魅力的ですよね。しかし現実的な事を言えば、野球選手を引退すると、セカンドキャリアに苦労する方は多いと言われています。
少し古いデータですが、下記はセカンドキャリアに対する選手の意識調査の結果を示しています。
実際、下記のセカンドキャリアの現実を取り上げた記事も、考えさせられる内容でした。
一部抜粋になりますが、
プロ野球選手の強みとなるスキルは「野球」であり、引退後は世の中の社会人と横一線。ビジネススキルを備えていない事や年齢的な思考の硬直、そしてマインドを変える難しさに直面する人が多いと書かれていました。
やはり、常に自分を変化させながらスキルを磨き続ける必要がありますし、その点、野球一筋になってしまいやすいプロ野球(プロスポーツ)の世界は厳しいなと感じました。
ここまでは、ほとんどプロ野球選手にフォーカスして書かせていただきましたが、次回は“サラリーマンもキャリアチェンジが必須である”という観点で、「プロ野球選手のセカンドキャリアから考える、サラリーマンのキャリアチェンジ~後編」を書かせていただきます。後編もお楽しみに!
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