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転職する前に読むべき!!転職エージェントがオススメの『転職の思考法』

こんにちは。良ちゃんこと良平です。

現在32歳。人生100年時代に仕事もプライベートも挑戦し続け、多くの人に勇気とチャレンジ精神を与えていきながら多くの仲間と「村」を創るというビジョンを掲げています。

このアカウントでは自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介という観点でプロスポーツ選手の紹介から、転職活動中の方への情報提供と、日々の仕事やプライベートに活かせる気づきを書き起こしています。

別のアカウントでは、フライドポテトアンバサダー活動についての活動記録、フライドポテトの魅力を伝えていく活動にチャレンジしています。

https://note.com/lovely_lotus315

前回は、『転職エージェントが『LIFE SHIFT』を読んだらこう感じた』

というテーマで書かせていただきました。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

今回は、前回ご紹介した『LIFE SHIFT』にリンクし、転職エージェントとしてこれからの時代における転職についての考え方の原理原則を示す名著『転職の思考法』について、かなり簡単ではありますが、込められたメッセージについてご紹介させていただきます。
著者は、『天才を殺す凡人』の作者でもある北野唯我氏です。テーマこそ転職を扱っていますが、もはや内容は働き方を越え「生き方」「人間としての幸福追求」にまで及んでいるので、ビジネス書としても名著であると思います。


1.「技術資産」「人的資産」「業界の生産性」を高めよう

この本の中では「マーケットバリューを高めていく」と表現されています。一般的には市場価値と和訳できますね。皆さんも最近、よく耳にするワードかと思います。
これをさらに細かくすると、3つの価値(資産)に細分化できると書かれています。

(1)技術資産
(2)人的資産
(3)業界の生産性

(1)技術資産


下記の図の通りですが、
この3つのキャリアスタイルを意識し、専門性を高め経験を増やしていくと、市場価値が高い=どこでも活躍しやすいと言えると解説されています。
(キューブ型を目指そうと書かれています)

『転職の思考法』より「典型的なキャリアの築き方」

あくまでも私見ですが、多くの人は「プロフェッショナル型」を目指そうとしているのではないかなと感じます。「手に職をつければ生きていける」いわゆる専門性ですね。もちろん、業界スキルは重要です。しかし、今、どの業界もAIの発達やビジネスモデルの短命化などで、スキルの陳腐化が加速しています。そのため、スキルを常にアップデートすることや、たとえ浅くても実務経験分野を増やしていくがとても大切になってきてるように思います。
一度取得した資格も、もはや価値が劣化してしまいやすいです。成果主義の時代になり、資格より実務経験、現場で何ができるかが問われると思います。
さらに本著には「20代は専門性を磨き、30代は経験を積もう」と書かれています。
専門性は、他の業界でも展開できる技術(マネジメント能力やリーダーシップ)、そして業界知識がそれに当たります。人を管理したり、人とつながっていき成果を出していくためのスキルですね。

(2)人的資産

一言で言うと、どんな人とも仲良くなれ、可愛がられる力を持った人間性を磨いていくことです。コミュニケーション能力とも言えるかもしれません。
もっと具体的に言うと人脈で仕事に必要なプロジェクトに必要なスキルや解決方法を引っ張ってこれる力。たとえ英語が喋れなくても、料理が下手でも、語学に優れた友人の力を借りたり、料理を頼める人間関係を持つ事も、もはや資産なのではないかと書かれています。
さらに、指名で仕事をくれる人間関係があるかどうかも、価値がありますね。
「あなたにお願いしたい」「あなたでなければならない」「あなたの言う事なら手を貸そう」
このように、自分を慕ってくれたやら頼られたり、協力を得られる間柄の友人がどれだけいるか?
私は最初にこの本を読み考えさせられました。
ちなみに私自身、最近はご紹介で転職支援の案件が増えています。その分、いい仕事をしよう、目の前の求職者に尽くそう、責任を果たそうと思え、次第に仕事観も磨かれてきています。この姿勢を、もっともっと磨いていきたいと思えるようになりました。
本著では、この人的資産が40代でものを言ってくると書かれています。今のうちから、濃くて深い人間関係を築いていきたいですね。

(3)業界の生産性

これは、平均一人当たりどれだけの価値を生んでいるか?の指標です。
例えると、保育士や物流、介護、ウェディング関係は、貢献に対する給与が低いと言われています。
一方、IT(エンジニア)や金融、コンサルなどは、給与が高いですね。
業界の生産性は、市場価値を決める最大の要素と表現されています。
産業別に見て、生み出される利益(GDP)の差は最大20倍もあるそうです。
つまり、どこでがんばるか?どの業界で専門性を高めていくか?も、自分で選択しなくてはなりません。

私は、未経験転職の方にオススメするにあたり、この「業界の生産性」を意識して提案しております。具体例で言うと、IT、人材、広告、コンサル、これらは無形商材であり、どの企業にもある部門や役割です。この分野スキルを身に着けると、企業が変わっても応用が利くスキルなため、どこでも必要とされやすいのです。
前述のコミュニケーション能力マネジメント能力リーダーシップもそれに当たります。目の前の仕事でなく、20代のうちから30代、40代、その先を見据えキャリアを築いていく事が、人生100年時代の今、求められていると私は捉えています。

2.いつでも転職できる自分づくりを

ここまで書かせていただいた事を、『転職の思考法』ではまさに「いつでも転職できる状態を作ること」だとまとめられています。
どこでも活躍でき、なおかつあなたに仕事を頼みたい、あなたと仕事がしたい、という、企業単位から個人の価値でつながっていく個人主義の時代だと強く感じます。
大手企業のネームバリューを借りて定年まで過ごせる時代はもう、終わりを迎えていることを、皆さん薄々お気付きなのではないでしょうか。自助努力はもちろん、自ら新しい知り合いや友人をつくり、つながっていき、信頼残高を増やしていく働き方や生き方になりつつあります。
そして、誰にでも人生を充実させていける可能性がある時代であるとも捉える事ができると思います。
私は転職支援させていただく方が、自身に秘められている可能性やアピールポイント、強みを引き出すお手伝いをし、転職に対する「思考法」や転職スキルの提供、習得に貢献し、その対価として実績や成果を追い求めていきたいと考えております。

次回は、「まもなく開幕!世界野球大会「WBC」ダルビッシュ選手、大谷選手と栗山監督に感じる深い絆」について綴っていきます。お楽しみに。

https://note.com/dandism56/n/n880f6ee4ecae








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