今日の発見🔍　Skillの廃用

うどん県OTのだんです。
日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありません。

Skillの廃用

今日は通所リハで長年通われている右麻痺の方との発見です。
脳梗塞と中心性脊髄損傷を繰り返されている方ですが、とても活動的な方です。
2回目の中心性脊髄損傷後に右手の機能が悪くなり、お箸操作が行えなくなりました。
色々とチャレンジをしましたが、お箸操作の獲得には至っていません。
しかし、ケーキ作りは好きで、よく作って来てくれます。
スポンジをつくる際にどうしているのだろうと伺うと、「ミキサー使うから不便はないの」と。
他にも日常生活の中では便利な道具があるから困ることはないそうです。
外食でも、子供用のスプーンとかを置いているところが多いから特に困っていないそうです。
そこでお箸をチャレンジしてみると使えない・・・
でも本人さんは困っていない・・・
いいんだか、悪いんだか・・・

考えてみた

今の世の中は色んなことに優しくなっています。
ユニバーサルデザインがすすみ、誰でも使いやすく、生活しやすい世の中になってきています。
ですが、その便利さゆえに使わなくなるSkill（技術）があるのでしょう。
皮むき器やスライサーなどもそうですね。
便利ですが包丁で切る技術が低下してきます。
Skillも廃用していくのでしょうね。
自助具を使うことも大切ですが、Skillの廃用にならないように注意しなければなりませんね。

あらためて勉強です📚