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活動分析研究会

うどん県OTのだんです。

今回は活動分析研究会についてご紹介させていただきます。

私の記事に度々登場する活動分析研究会
いったい何なんだ?何を研究してるんだ?と思われる方もいらっしゃると思うので、説明回を作成しちゃいます。

活動分析研究会、略して活分《かつぶん》と呼ばれています。
昔、Bobathを勉強しているグループがあり、その中で、OT《作業療法士》はどのように発展していけばよいのかを考えるために、宿泊型の勉強会を開催したのが始まりです。
声をかけたのは柏木先生であり、関東を中心にOT《作業療法士》とそれに賛同したPT《理学療法士》が集まって開催されました。
当初は名称も決まっていませんでしたが、活動分析研究会《かつぶん》と決まり、年に1回の頻度で開催されるようになりました。
今はオンラインで開催していますが、それまでは山梨県で開催されており、2022年で34回をむかえました。

研究大会では、動画を用いた症例発表を中心に実技演題やレクチャー的な意味合いのある技術講座などで実技を体験できるようになっています。
また、指定演題や特別講演なども、その年のテーマに沿って行われます。

そして、何年も会を重ねていると全国各地でも学ぼうとする方も増え、今では各県で勉強会を行っている小グループが増え、各県で研修会や交流を行っているところも増えました。
もちろんうどん県でも開催しています。
コロナの影響もあり集まりにくくなりましたが、オンラインや少人数で開催しているところもあります。

活分の魅力は動画を用いた症例発表です。
さらに、失敗も成功も包み隠さず表現できるおおらかさです。
臨床では失敗場面から学ぶことが多く、それを共有できるのはとても大切です。
また、結果ではなく過程(プロセス)も大切にしています。
そのため、失敗からどのように成功に導くのか、その思考過程を整理していくことは臨床の中でとても有意義なことになります。
また、動画だけでなく体験もできることが大きな特徴です。
大会では模擬的に片麻痺者を設定して、実際の変化や介入のポイントなどを体験することができます。
そのため、大会はスーツではなく動きやすい服装(実技練習ができる服装)が推奨されています。
なので、ジャージやカジュアルな服装での参加が多く、スーツのほうが目立ってしまうという不思議な現象が起きてしまいます。

まとめ

今年(2023年)は第35回 活動分析研究大会が予定されています。
まだ、オンラインでしょうが、ご興味のある方はぜひご参加ください。


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