今日の発見🔍 背屈
うどん県OTのだんです。
日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありませんのであしからず。
背屈
今日は左片麻痺の方との発見です。
この方は麻痺は軽度ですが、以前から脳梗塞左片麻痺があり(数十年前)、今回は慢性硬膜下血腫にて入院されました。
手術にて血腫除去してリハビリが開始しました。
今回の綿製硬膜下血腫にて大きな変化はないと言われますが、左足部の背屈が不十分で支持も不十分でした。
そこで、背屈を誘導することに!
足部をみると小指・環指の屈曲が強く内反尖足に・・・。
ですが、小指から動かしていくと徐々に伸展反応が!
よし!と思い、環指も合わせて伸展を誘導し、小指外転筋を活性化していくと自身での背屈が可能に!
考えてみた
足部の拇指と小指は分離運動が可能なんです!
ですが、小指は健常者でも随意的に動かしにくいところです。
そのため健常者でも使えなくなっています。
つまり「不使用」ですね!
この方もきっと不使用がベースにあったのでしょう。
それにしても40分かからずに小指が動き出したところを考えると、以前は背屈もある程度あったのでは・・・。
今回の慢性硬膜下血腫で一時的に不使用になったはず!
そうでないと、この短時間に改善はみられないかと・・・。
だとすると、できるだけ早期に背屈を誘導すること!
その後、自身での背屈練習を繰り返して、再学習を促しました!
あらためて勉強です📚