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#5 田中みう(chuLa)を語る

田中みう。chuLaのミニミニミントグリーン担当。2005年3月生まれ。

田中みう

みうは東京でのアイドル活動のため、中学生の時に熊本から単身上京してきた筋金入りのアイドルだ。若くしてそのパフォーマンスはすでに完成の域に達していると言えるが、現在も進化を続けており未知の可能性を感じさせる。将来成熟したみうは一体どんなアイドルになっているのだろう。

みうの第一印象は「美少女」である。これよりも相応しい言葉を見つけるのは難しい。その整った顔立ちは誰が見ても美しいと感じる。成人したばかりのみうは乙女のように無邪気な笑顔を見せたかと思えば、ドキッとするような淑女の顔をのぞかせることもある。その気になってメイクすれば絶世の美女に変身することだってできるだろう。どんな大人の女性に成長していくのか楽しみである。

みうはメンバーから「天才アイドル」と評されている。その言葉を裏付けるように、あらゆる場面でアイドルとしての能力を高いレベルで発揮している。ステージ上のみうは水を得た魚のように眩い輝きを放っている。chuLaの大きな魅力として激しいダンスと生歌での歌唱がある。このような状況で一定の表情を保つのは難しいものだが、みうは常に完璧なビジュアルでファンを魅了する。

被写体としての写りも最高で、SNSに投稿されるみうの写真はどれも美しい。もちろんそれなりに選定された写真ではあるものの、到底パフォーマンス中の姿とは信じられない写りの良さだ。まるでグラビア撮影でもしたかのような表情と佇まいをしている。

歌唱力も素晴らしい。丁寧にメロディーをトレースしながら口を大きく動かしてハキハキと歌う姿は見応えがある。発声が良く歌詞が聞き取りやすいので初見の人にも楽曲の世界観がしっかりと伝わるのは嬉しい。歌声はシャープでキリッとしており、若さを前面に出したみうのキャラクターに合っている。

みうはAメロを担当することも多い。Aメロは聴く者を楽曲の世界へいざなう重要な部分である。歌いだしというのはプロでも音を外してしまいやすい難しい部分だが、みうは持ち前の音感と歌唱力で正確に歌い上げて見事に役目を果たしている。今後は美しい歌声に磨きをかけ、がなり声や低い声を使った新たな世界を見せて欲しい。そんな勝手な妄想が楽しくなってしまうほど、みうには何でもできると思わせるオーラがほとばしっている。

トークが面白いのも強みだ。テレビやラジオではMCとの掛け合いで独特のトークセンスを見せ、周囲を笑いの渦に巻き込む。みうは読書が趣味であり自宅の本棚にはたくさんの蔵書がある。かなりの文学少女なので多彩な日本語表現を知っているはずなのだが、いつも絶妙なボタンの掛け違いで言葉の使い方を間違え、とんちんかんなトークをするのが鉄板である。

あまりにも若い頃から芸能の世界にいると、いま自分を取り巻いている環境が当然のように思えてくるものだ。みう自身はさらに上を目指して努力を続けていると思うが、美少女とは違うキャラクターも見てみたい。今後年齢を重ねていった時にはセルフプロデュースが重要になってくるだろう。

自分らしさを最大限演出するには何が必要なのか。自分は周囲に何を期待されているのか。積極的に前へ出ようとする性格は芸能人向きで、しっかり自己主張できるタイプなので歌の世界だけに留めておくのは勿体ないと思っている。みうは日々の鍛錬で身に付けた素養を今後どのように昇華させていくのだろう。お節介だけど、そんな夢を見ずにはいられない。

みうはアイドルという夢を叶えるために数えきれない試練にチャレンジし、ひとつひとつ乗り越えてきた。生涯アイドルを貫くのも可能だと思うが、バラエティやモデル、お芝居など色々な世界にチャレンジする姿も見てみたい。未知の世界に飛び込んで新たな能力が覚醒するかもしれない。みうの可能性は無限大である。

田中みうは誰もが認める天才アイドルであると同時に、アイドルを夢見る少女たちにとって見習うべき手本であり、憧れの存在なのだ。

☆chuLaは2024年3月をもってメンバー8名全員が卒業し、現体制を終了することが発表されました

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