IT=未来じゃない。私が思う本当の未来志向
お久しぶりです、クロスロード代表 岡本政己です。
Q.突然ですが皆様は「これからの未来」をどう思いますか?
「2020年春から5Gが来るらしいよ」
「AIとかIoTやらで世の中が便利になるらしいよ」
「簡単な仕事はAIに取って代わられちゃうのかな」
SNSやテレビの情報番組を見て、こんなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
上記の意見を耳にして、私は大変違和感を持ちます。
「受け身過ぎ」「ネガティブ過ぎ」と。
これからの未来は、見方を変えれば今まで叶わなかった個人の人生価値を可視化できるワクワクする時代なんです。
私はこの記事で日本の未来について、大変厳しい見解を言います。
結論から言いますと、このままでは日本は「グローバル会社のない、海外の創作物を拝借し続け長期的な安定収益が計れない安い国」になってしまうと思います。
私たちの未来は「唯一無二の体験を元にコンテンツに落とし込み、ユーモアにアピールをして価値を創る時代」です。世界共通の最新技術の仕組み(アウトライン)を理解すればポジティブな未来が見えると私は思います。そしてそのポジティブな未来が見えている日本人を増やさないといけないと使命感に駆られています。私は下記文章で皆さんの未来に対する意識を変えたいと思います。
少し私の体験談を話します。
僕は5年前、学習院大学経営学科を卒業しています。実は大学卒業後、約2年半フリーターをしております。理由は人生を賭けて打ち込める動機探しのためでした。当時様々な立場の人々と対話をしてきました。派遣業務先で日銭を稼ぐ目の死んだ方、イギリス短期留学で出会ったウィンブルドンの街を優しく案内してくれた方、売れたい!とバイトをしながら夢に向かって稽古に励む舞台俳優の方などなど。これらの対話で僕はある仮説を立てます。
「人生の深さとは年齢や特定の経験年数ではなく、自分の好奇心を信じてアイデアを考え行動した時間と度胸ではないか?」
次にこの仮説が確信に変わったお話をします。
私はフリーター時代後、ITが生活を変える事に興味を持ち、勉強の末とある制作会社にお世話になります。そこで出会ったプログラマーの方はWindows95がリリースされてから20年以上、IT業界に携わっている方でした。おそらく今のITブームからすると、IT未経験者から羨望のまなざしで見られる経歴かも知れません。
20年戦士ですから、知識も豊富で様々な会社からのヘッドハンティングや、さらなる高みを目指して別の会社に転職するのもありです。
しかしその方は今もなお同じ会社に勤められています。
私はここに「日本人の悪いクセ」が隠されていると思います。
なんだと思いますか?
私の回答は「予測がつかない未来への恐怖心」です。
一度認められた会社を抜けてまたイチから評価を受けるのが恐いのです。
この方はクライアント先の案件をルーティーンワークの様に行います。
この企業からの依頼は何月が繁忙期で、何月がそんな忙しくない。
でもこれって1年経験すれば予測がつきます。20年やって培われた能力ではありません。
使用するプログラミング言語や開発環境のバージョン更新等には対応出来ても、様々なクライアントニーズに触れることはありません。つまり、時代のニーズを読めないプログラマーです。
ただソースコードを打ち続ける未来。
ここに未来志向は存在するでしょうか、クリエイティブ性はあるでしょうか。
もっと日本の悪口を言います。
今の日本人はブームに乗る事ばかり考えている気がします、いやそうです。
なぜ、ブームを作りに行かないのでしょうか。
乗っかってどうするんですか?
悔しいと思わないのでしょうか?
このブームを作ったのは機械でもAIでもない、人間です。その人はなぜブームを作れたと思いますか?
自分の経験を分析し、自分の得意分野と現在のブームの理由を掛け合わせて、面白い未来を作る。この鍛錬を何度も繰り返したからだと思います。
ただ、日本のブームはほとんど海外からのおこぼれです。
タピオカは台湾から、InstagramやNetflixはアメリカ、TikTokは中国です。
日本人もどうかムーブメントを起こせる人材が、沢山生まれて欲しいと感じています。僕もその一端を担いたいと模索を続ける日々です。
僕は、現在フロントエンドエンジニアとコンテンツディレクターで生計を立てています。依頼されればほぼ未経験でもロゴ制作をしたりします。先輩デザイナーやプログラマーに確認を取るなかで得たコツを血肉にする日々です。ちなみに僕の最終学歴は経営学科です。
「なぜIT?経営学科じゃん。」知り合いによく聞かれます。
逆に聞きたい。経営学科といえば?の職業を教えてください笑
思い切って今年3月にフリーランスになったのにはある野望が関係しています。
それは日本人のITリテラシーとデザイン思考を高める画期的な方法を探して、コンテンツに落とし込む事です。
日本はIT業界を縦割りにする傾向にあります。ITは様々な業界と横軸で利用する必要があります。今から昭和から平成にかけて高度経済成長を支えた大企業の闇を言います。
大手企業は、人海戦術の様に優秀な若い人材を大量採用し「日本の経済を担っているのは私たちだ!」と暗示をかけていました。それは情報を消費者に届ける媒体が「新聞」「テレビ」などイチ株式会社を通しておりますから、見えないお金や優遇いわば利権の巣窟な訳です。そんな経済を引っ張る大企業が利権を使っていたら、自分達に都合の良い情報しか消費者には下りてきません。
そんな放漫体質で、何百人以上の社員の気持ちを同じベクトルに保てるはずがなく、社員は「仕事の成果」ではなく「社名ブランド」でしか価値を感じなくなります。余計会社を辞めづらくなります。
時に、現状の会社状況に満足せず改善案を唱える勇者が現れます。ところが幹部は「何も事件が起きなければ動かなくて済む立ち位置」なものですから、波風を立てる社員をとことん嫌います。
この勇者社員が今の時代、価値のある宝石になることも知らず。
よって大企業の多くは前例主義で株式総会で「いつも通り上手くいってますよ!(だから株を売らないで!)」を毎期繰り返します。
大企業はスピード感のない利権で飯を食う「ガン」になりました。日本のスピード感のなさ・競争社会や危機感を奪う象徴です。
私はITを知ることにスピード感と競争意識を高めるきっかけがあると新しい仮説を立てました。
ムーブメントを起こす個人にはあって、大企業にない。
このあるない問題の答えは、ITを活用できているかいないかです。
トップダウンや意思決定のコンセンサスに時間がかかることも正解の一つですが、この答えに付きるんです。
ITは職人技ではありません。誰もが使えるツールです。調べれば分かるんです。学ぶきっかけさえあれば。
みんながITのリテラシーを持てば、それぞれの人生の経験から新しいサービスのタネが生まれます。
僕のタネを一つ紹介します。
皆さん知り合った方と初めて食事をする機会で、こんな会話をしませんか。
Aさん「Bさんの最寄りの駅ってどちらですか?」
Bさん「〇〇駅です!Aさんは?」
Aさん「△△駅です(ああ行こうとしてた店、Bさんの方が駅から遠いなあ・・どこにしよ?)」
僕は社会人になってこの経験が何度もありました。最初の仕事の打ち合わせを兼ねた食事や気になる相手とのデートなど。どのシチュエーションでも「お互いに心地よい印象に残る日」にしたい。ですから、気を使います。
僕はいつも思うんです。
「両者の最寄駅の「あいだ」の駅はどこだろう?」って。
同じ所要時間で到着するあいだの駅
同じ運賃で到着するあいだの駅
同じ通過駅数で到着するあいだの駅
いろんなあいだの駅が検索出来て、その駅周辺のおすすめグルメやレジャー・スポットが出てくる。このサービス、まだ誰もリリースしていないんです。
両者のあいだの駅=運命の駅になる
経営で学んだ「ストーリーマーケティング」はここで生きてきます。
潜在顧客を引き込むマーケティング商法の一つですが、情報学科でプログラミングばかりやっている方はあまり知らないと思います。
これがITツールを駆使した未来志向の持ち方ではないでしょうか?
「個人の経験・体験・人生観 × IT」
ITの知識だけでは、ワクワクする未来、日本の未来はありません。
異論は認めません。私はこの発想で新しい価値をたくさん提案していきたいと思っています。
さあこのサービスどうしたら実現するか?
・データベース内のテーブルにどう情報を入れよう?
・食べログや駅探のAPIは使えないか?
・リリース後のオフラインのキャンペーン施策は?
みたいに、やることが勝手に出てきます。
そう。世の中にあるアプリケーションやAI機能が入った便利ツールをただ使うだけでなく、
なんでそうなるのか?
生きてて不便に思った物事を解決する方法はないか?
このブランド先行人間から好奇心先行人間へどうか意識を変えて欲しいと思います。
雑談にはなりますが、未来志向を学べるとても素敵なラジオ番組に出会いました。3ヶ月前から毎週この番組を聴いています。
最近凸版印刷の提供が外れたので、より一層信頼感を持って聴いています。
提供会社の面子を潰さない様に展開する「忖度情報番組」は時間の無駄ですから。
FUTURISM | J-WAVE | 出演者:小川一也・南沢奈央
先週は新しい価値を生み出す「編集思考」を特集していました。
radikoではタイムフリーで無料で聞くことが出来ますので、通勤中のスキマ時間に是非「未来志向のシャワー」を浴びてみてください。
リンクです↓
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20191013210000
★長くなりましたので言いたい事をまとめます★
・本当の未来志向とは、ITのプログラミングが書けるではなく、自分の人生で体験した事×最新ムーブメントを読み解く意識を持っている事。
・最新ムーブメントは5GやAI時代の本格化で、ほとんどITが絡んでくるので、どういう仕組みでITは成り立っているのかを調べる意識を持つ。
・日本人は、ブームに乗っかるだけのブランド先行人間から好奇心先行人間に切り替える必要がある。
・ブームを悔しいと思う必要がある。それは同じ人間がみんなが使えるツールで成功を収めているから。
・大企業時代は終わり。本当に価値を創造する大企業は既にベンチャー気質になりだした。個人コンテンツ黄金時代はすぐそこ。
これから上記の様に、気づいた事を記録していきます。
この果てしないゴールの道のりは、文字に記録したい。自分から書きたいと思うほど「嘘偽りのない選択」をし続けたいと思います。
慣れるまでは乱文が続くかもしれませんが、ご容赦ください。
ここまで3871文字。
精読いただいた方がひとりでもいらっしゃったら、僕の本記事作成時間の1時間56分がシェアできた事になります。
その方のために、これからも記事を書き続けます。
もしこの記事が良いなって思ったら、ぜひ感想文をいただければと思います。少しでも早く、価値のある記事が子気味よく皆さんのスマホやパソコンに届けばと思います。
ここまで4035文字。原稿用紙10枚分です。
いい加減これくらいにします笑
皆さんの未来志向が、日本の未来を明るく照らす事を信じて、私は動き続けます。
クロスロード代表 岡本 政己
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