何もない24歳が上場企業の海外事業部に入れた話
キャリアに悩む人向けに、TOEIC300点で東証一部上場企業の海外事業部に入れた「奇跡の話」をします。
■海外事業部に入るチャンスは思ったよりも広い。
キャリアも実績もない若手がどうしたら海外事業部に入れるのか。
私の経験は「ダメ元で応募してどうにかする」です。
具体的にどうやってダメ元だった挑戦を可能にしたのかを公開します。
私は2012年にいわゆるFランク大学を卒業し、東証一部上場企業の某ハウスメーカーへ入社しました。
施工管理、営業を経て
2014年には夢だった海外事業部への異動が叶い、2015年には海外支店長に内定しています。
いわゆるFランク大学出身で、TOEIC300点の私が社員数2,000名を超える上場企業の海外事業部に入れたのは奇跡です。
本当は海外で働きたいけどな、とキャリアに悩む人の参考になれば嬉しいです。
きっかけ
180名いる同期の中で本気でトップをとろうとしていた新卒時代。
海外事業部に入りたいと思ったきっかけは転勤でした。
2013年4月1日。
いつもどおり出社し、PCを開く。4月1日は人事通達の日です。
全国転勤が基本の会社だったので多くの人に転勤の通達が出てる中、自分の目を疑いました。
■原田大樹 厚木支店 → 大阪支店
2週間以内に神奈川の営業所を離れ、大阪営業所へ出勤せよとの通達です。
転勤が嫌だったわけではなかったけど、2年目で大きな転勤する人はほぼいないので驚きました。
戸惑いながらも深夜バスを使って大阪へ到着。
バスを降りて初めて大阪の空気を吸い、ビルを見上げてふと思いました。
「人生一回きりなのに、こんな風に会社に振り回されながら過ごす人生っていやだな。」
一回しかない人生ならやりたいことをやりたい。私がやりたいことはシンプルでした。
「海外事業部に入り、海外で働くこと」
海外事業部へのチャンス
とはいえ、社員2,000名を超える会社で新卒2年目の私にそんなチャンスが巡ってくるわけもなく、引き続きモーレツ社員として働いていました。
2014年はじめ、突然の社内通達が流れます。タイトルは「海外事業部公募のお知らせ」
上司の目を気にしながらさっそく募集要項を確認し、自分のスキルと比べてみる。
・勤続年数は5年以上 →入社2年目
・役職は主任以上 →社員
・TOEIC600点以上 →推定TOEIC150
・熱意がある人 →死ぬほど当てはまる!!!
あれれ。ほぼ当てはまってない。
一番必要なさそうな部分だけが当てはまっていました。
ダメ元歓迎。行動あるのみ!
夢にまで見た大チャンス。
募集要項で当てはまらなかったくらいで、夢を諦めるなんて絶対しない。
熱意なら誰にも負けない。
ということでダメ元で熱意を込めた長文のメールとともに応募!
熱意が伝わったのか書類審査は通り、面接に繋がりました。
面接は一発勝負です。これに合格すれば夢の海外事業部へ。
胸の鼓動が高まります。
面接案内のメールを確認すると私は大阪に住んでいるのでオンライン面接をします、とのことでした。
他のライバルが直接面接をする中、圧倒的不利を感じた私はダメ元で連絡しました。
「これは私にとって夢が叶うかもしれない大一番です。有休をとり、自腹で東京に行くので面接を直接させてください。」
想いが通じて異例の許可がおりました。
そして当日。面接練習を重ねていたのでイメージ通りに面接。伝えたいことは伝えられました。
面接が終わった私は完全に燃え尽き、やりきった感満載。
落ちたとしても心残りはありません。
帰り道の奇跡
面接が終わり、駅のホームで電車を待っていると以前中国の展示会でお話させていただいた役員の方を見つけたので話しかけました。
原田「お疲れさまです!中国の展示会でお世話になった原田です」
役員「おー君は大阪じゃなかったか?なんで東京にいるんだ?」
原田「じつは今日、海外事業部の面接があって東京に来たんです」
役員「前も海外で働きたいって言ってたもんな。がんばれ」
こんな他愛もない会話でしたが、なんと次の日に役員が私について確認しに総務部へ訪れたそうです。
そこでどんな話があったのかは分かりませんが、何かしら私のことを推薦してくれたのは間違いないと思います。
結果
結果はメールで届きました。合格です。
募集要項にほぼ当てはまってなかった自分に奇跡が起こりました。
夢が一気に近づいた瞬間。そしてすべての奇跡が重なりました。
海外事業部へ異動してからは海外支店の立ち上げを企画し、カナダ支店長として内定。
その後の海外転職にも繋がりました。
--------------------------------------------
ここまでが海外事業部へ異動したルートです。
誰にでも真似できそうですよね。できると思います。
企業が海外で働きたい若者を求めているのは間違いないです。
まずは自分が「海外事業部に行きたいんだ」ということを広告しまくることがスタート地点。
SNSだって良い。海外事業部の先輩へメールを送ってランチ、飲みに行くのも最高です。
徐々に道を切り開いてみてください。
ダメ元歓迎。
挑戦をしたとしても、成功して生きたい人生を歩むか、失敗していつもの人生に戻るかの二択です。
それなら絶対挑戦したほうが良い。
一度しかない人生。
ダメ元で挑戦できるようになるとめっちゃ楽しいですよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?