猪目大輔

【アート・食・体験にこだわるCTO】イントリックス共同創業者・取締役/CTO。日本のB…

猪目大輔

【アート・食・体験にこだわるCTO】イントリックス共同創業者・取締役/CTO。日本のB2B企業の真の実力を 世界に発信し、グローバル競争力を高めるためのデジタルコミュニケーションを支援しています。仕事で大切にしてきたことやアート、食、体験などのテーマで情報発信していきます。

マガジン

  • 絶景浴

    大自然が見せてくれる絶景を浴びる”絶景浴”シリーズをまとめたマガジンです

  • アート、食、体験

    これまでの人生や日常の中で琴線に触れたアート、食、体験について語ります!

  • アート系CTOが語る・指名されるデジタルコンサルタントへの道

    BtoB企業に特化したデジタル活用支援を20年以上手がけ、SE⇒ITコンサルタント⇒経営者の道を歩んできた筆者が、次世代を担うデジタルコンサルタントに伝えたいことをまとめました。

最近の記事

絶景浴のススメ・エピローグ

9日間に渡った夏の長野ワーケーションもいよいよ最終日。 これまで、奥蓼科の御射鹿池、霧ヶ峰・車山高原と“絶景浴”を 堪能してきましたが、もう1つだけ行っておきたい場所がありました。 その場所は、北八ヶ岳・八千穂高原の標高2,100mを超える高地にある 白駒池と苔に包まれた原生林。 一歩足を踏み入れると、苔と原生林が織なす神秘的な世界に誘われ、 まるで宮崎駿監督の名作「もののけ姫」の世界に迷い込んだかのよう。 この地も40年以上前から何度か訪れている思い出の場所で、今回

    • 続・絶景浴のススメ

      一度絶景を味わうと、また絶景が欲しくなります笑。 先日は奥蓼科の御射鹿池を10年ぶりくらいに訪れ、 鏡のような湖面に周囲の自然が映り込んだ幻想的な姿を 見る幸運に恵まれました。 これに味を占めて笑、今回訪れたのが霧ヶ峰・車山高原。 白樺湖から車山を経由して霧ヶ峰へと続くビーナスラインは 日本でも最高峰の一つと言える美しいドライブコースであり、 トレッキングも楽しめる楽園のような場所です。 日本なのにイタリアのリゾートに訪れたかのような場所で、 高原植物で彩られた絶景は

      • 絶景浴のススメ

        長野に来てから天候に恵まれず、絶景に飢えていました笑。 八ヶ岳山麓にはたくさんの絶景ポイントがあり、 天候に恵まれると素晴らしい大自然の姿を見せてくれます。 小学生の頃から何度も見てきているあの絶景をまた拝みたい。 そんな心情を自然が察してくれたのか、やっと晴天に恵まれました。 久しぶりに出会いたくなった光景は、奥蓼科の御射鹿池。 日本画の巨匠・東山魁夷の代表作「緑響く」のモチーフとなった場所で 一時期はCMでも話題になりました。 透明度が高く、湖面が鏡のようにな

        • Web活用時代におけるPMOの必要性

          本コラムでは、複雑化するサイトリニューアルPJの現状とそれらを踏まえた今後のプロジェクト推進のあり方について考えていきたい。 複雑化するサイトリニューアルの現状 BtoBユーザーの情報収集手段の変化やコロナによる非対面営業が急速に進む中、企業Webサイトは単なる情報発信ツールからデジタル接客やデジタル営業を担う戦略ツールへの転換を余儀なくされている。 このようなWebサイトの位置づけの変化とともに、サイトリニューアルPJの“マルチ化”も進んでいる。従来のサイトリニューア

        絶景浴のススメ・エピローグ

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          3本
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          8本
        • アート系CTOが語る・指名されるデジタルコンサルタントへの道
          12本

        記事

          日本のBtoB企業のWeb活用ステージ

          「お客様の購買行動の変化による見えない機会損失が生じている」 筆者は2000年より20年以上に渡りBtoB企業に特化したデジタルコミュニケーション支援を手掛けてきたが、2015年くらいからこのような声を顧客から直接耳にする機会が増えている。 こういった声が増えてきた背景として挙げられるのが「BtoBユーザーの購買行動の変化」だ。米CEBが2011年に発表したレポートでは“57%のユーザーが営業担当者に会う前にサービスの比較検討を済ませている”という調査結果が話題になった。

          日本のBtoB企業のWeb活用ステージ

          顧客体験デザインの重要性

          Webサイトを訪れたユーザーにどのような顧客体験を提供し、期待行動や成果につなげていくか? このような意識を持って情報発信に取り組んでいる企業とそうでない企業とのデジタル空間上における競争力の差は今後数年間でかなり開いていくと感じています。 特にWebサイトをデジタル接客・デジタル営業のツールとして捉えている企業では、“リアルと同じサービスをデジタル上でも提供する”という意識の元、Webサイトの顧客体験デザインを行っています。 具体的には、ユーザーの知識レベルや関心事、

          顧客体験デザインの重要性

          続・創業初期を支えてくれた伝説の個人タクシー

          今から10年以上前の創業3期目。関西の大手優良企業の超大型案件のコンペは熾烈を極めていました。コンペの選考プロセスは3段階。まず一次選考で20社から8社、二次選考で4社まで絞り込まれます。最終的に2社に絞り込んだ時点で調達部門と価格交渉に入り、最終判断が下されます。 一次選考に残った我々のチーム(ベンダー5社の混成チーム)に課せられた最初の大きな課題は、10億を超えた見積金額を7億円台に抑えたプランをつくることでした。「7億円台でなければ選考の俎上に乗せられない」。クライア

          続・創業初期を支えてくれた伝説の個人タクシー

          創業初期を支えてくれた伝説の個人タクシー

          今から10年前。創業3年目から5年目の時期は、3歩進んで2歩下がるような局面が続く厳しい時期でした。組織の成長のみならず、大企業のインターネット活用への期待も次第に高まっていき、案件が大型複雑化していったのもこの時期からでした。 そんな中、関西の某大手優良企業から超大型案件の引き合いがありました。案件の規模感としては少なく見積もっても7億円以上。当然ながらマルチベンダーチームで競争するWebの世界では超大型コンペとなります。 通常であれば、この規模の案件は大手のシステムイ

          創業初期を支えてくれた伝説の個人タクシー

          世界的冒険家に15年前に聞いた話は本当だった!

          15年前に世界的冒険家から聞いたあの話は本当だった!・・とある金曜の夜、天王洲アイルをウォーキングしていたときに眼前に現れた光景にわたしは驚きと感動に包まれました。 話は15年前に遡ります。コンサルタントして色々と見聞を広めたいと考えていたわたしは、慶応MCCで開催されていた「夕学五十講」という各界の第一線で活躍する著名人の講演会に定期的に行っていました。 その中で今でも強く印象に残っているのが世界的な冒険家でありプロスキーヤーとして活躍されている三浦雄一郎さんが75歳

          世界的冒険家に15年前に聞いた話は本当だった!

          独自に人をつなげる際の思考プロセス

          皆さんはソーシャルメディアで色々な人とつながっていく中で「この人とこの人をつなげると面白そう」とひらめく瞬間ってありますか? わたしはLinkedInでつながった方とリアルでお会いしたり、オンラインでお話する機会がかなり増えているのですが、皆さんとお話していると「この人とあの人をつなげると面白そう」とひらめいて独自におつなぎすることが多々あります。 今回はわたしが独自に人をつなげる際の思考プロセスを整理してみたいと思います。 LinkedIn経由で新たにつながった方とオ

          独自に人をつなげる際の思考プロセス

          無人島自給自足キャンプで野生に目覚めた話(後編)

          皆さんは野生の本能に目覚めた時ってありますか?わたしの場合は20代後半の時にボーイスカウトで体験した「無人島自給自足キャンプ」がまさに自分自身の野生の本能を感じた体験でした。 今回は前編・後編に分けて“無人島自給自足キャンプ”の体験を振り返ってみたいと思います。 (前編はこちら) 前編では愛知県の三河大島を舞台に繰り広げられた3泊4日の“無人島自給自足キャンプ”の初日~2日目に起きた出来事をお話しました。後編では3日目~最終日にかけてのお話をしたいと思います。 初日はレ

          無人島自給自足キャンプで野生に目覚めた話(後編)

          無人島自給自足キャンプで野生に目覚めた話(前編)

          皆さんは野生の本能に目覚めた時ってありますか?わたしの場合は20代後半の時にボーイスカウトで体験した「無人島自給自足キャンプ」がまさに自分自身の野生の本能を感じた体験でした。 今回は前編・後編に分けて“無人島自給自足キャンプ”の体験を振り返ってみたいと思います。 皆さんはボーイスカウトってご存じでしょうか?英国のベーデンパウエルという方が創始された野外活動を中心に子供たちの自発性を大切にした活動を行っている団体です。 わたしは母親のすすめもあって小学生の頃から活動に取り

          無人島自給自足キャンプで野生に目覚めた話(前編)

          謎の道路標識・「その他危険あり」の意味を体感したときの話

          皆さんは道路標識ってどのくらい覚えていますか?道路標識は免許取得の際に覚えると思いますが数も多いので身近な道路標識以外はあまり記憶に残りませんよね? 今回はそんな道路標識にまつわる不思議な体験をしたときのお話をしたいと思います。 わたしは母のすすめもあって小学生のころからボーイスカウト活動をしていました。日々の訓練はあまり好きではありませんでしたが、仲間とともにキャンプをする楽しさに魅了され、高校生・社会人になってからも活動を続けていました。 中学生までは社会人のリーダ

          謎の道路標識・「その他危険あり」の意味を体感したときの話

          歴史の重みに震えた瞬間

          「浜離宮にある三百年の松を久しぶりに見たい!」。先週末に日比谷公園を散歩していた際に無性にふとそんな衝動にかられました。 “三百年の松”は、浜離宮恩賜庭園にある日本最大級の黒松で、今から三百年ほど前に六代将軍・徳川家宣が庭園を大改修した際に記念に植えられたと伝えられています。 この“三百年の松”を最初に見たのは今から十数年前。その時の強烈な印象がずっと頭の片隅に残っており、忘れた頃にまた見たくなる、そんな感じで年に1、2回くらいは浜離宮に通うようになりました。 浜離宮は

          歴史の重みに震えた瞬間

          部下も自分も成長する仕事の任せ方

          「部下の業務熟達度に応じてどのようにサポートの仕方を使い分けるか?」先日、栫正人さん(@LLC_kakoi)主催の「起業のための萬相談室」で対談した際に話題になったテーマです。 「わたしの場合は部下の業務熟達度に応じて4つの段階に分けている」、という話に興味をもってご質問いただいたので、改めてどのようなステップで部下のサポートの仕方を変えているかを整理してみました。 第一段階は「具体的な指示」を行うレベルです。例えば打合せ資料の作成を部下に依頼する場合、資料構成を提示して

          部下も自分も成長する仕事の任せ方

          信頼関係構築で意識してきたこと

          「お客さまとの信頼関係レベルを高めるために何をすべきか?」20年前にコンサルタントに転身したときから日々考えていたテーマです。 当時わたしがお客さまとの信頼関係構築において意識していたことのメモが出てきたので、改めて振り返ってみたいと思います。 まず最初に、お客さまとの信頼関係レベルを自分なりに4段階(認知される、信頼される、高く信頼される、感動させる)に分けて“信頼関係の現在地”を意識するようにしました。 “信頼関係の現在地”を把握するためには、コミュニケーション感度

          信頼関係構築で意識してきたこと