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歴史の重みに震えた瞬間

「浜離宮にある三百年の松を久しぶりに見たい!」。先週末に日比谷公園を散歩していた際に無性にふとそんな衝動にかられました。

“三百年の松”は、浜離宮恩賜庭園にある日本最大級の黒松で、今から三百年ほど前に六代将軍・徳川家宣が庭園を大改修した際に記念に植えられたと伝えられています。

この“三百年の松”を最初に見たのは今から十数年前。その時の強烈な印象がずっと頭の片隅に残っており、忘れた頃にまた見たくなる、そんな感じで年に1、2回くらいは浜離宮に通うようになりました。

浜離宮は新橋駅から汐留方面に歩いて15分くらいなのでアクセスも良く、この日は天気も良かったので散歩がてら日比谷公園から新橋を経由して浜離宮まで歩いて向かいました。

100年近く前に架けられた石造りの大手門橋を渡ると浜離宮の正門です。この正門をくぐって園内に入った瞬間に全身が心地よい気に包まれました。浜離宮は都内でも有数のパワースポットの1つとも言われており、いつ来ても心地よい気分になります。

多くの人が中島の御茶屋がある園内中央に歩いていく中、わたしは脇目も降らずに正門を入ってすぐの“三百年の松”に向かいました。「この姿をまた見たかった!」もう何度も見ているはずなのに、松に近づいていく度に全身がざわつくんです。

巨大な津波を彷彿とさせる何とも言えない独特の形状、江戸時代から永きに渡りこの場所に鎮座し続けたものが纏える圧倒的な風格と生命力。写真を見ているだけでも全身がざわつくのは何かの波動を感じているのかも知れません。

三百年もの年月の中には存続が危うくなるような数々の困難があったと思いますが、それらを乗り越えてきたことがまざまざと伝わってきます。

しばしの間、“三百年の松”を近くのベンチで眺めながら全身によい気を浴びてリフレッシュしました。その後、園内をゆっくり回ってから最後にまた“三百年の松”を目に焼き付けて浜離宮を後にしました。

家に戻り、ふと100年以上続く日本のBtoB企業はどのような会社があるのか?と思い調べてみました。「企業存続率」をみると、10年存続する企業は5%、100年存続する企業は0.03%とほとんどの企業が100年の歳月で消えていく計算になります。

こういった厳しい現実の中、100年以上続くBtoB企業には弊社でご支援しているクボタ様、住友商事様、日東電工様をはじめ素晴らしい企業が名を連ねており、改めて日本のBtoB企業の素晴らしさと底力を感じました。

“三百年の松”も“100年企業”も競争力の源泉となる自身の強みをしっかりと磨きながら、時代に応じた変化・進化を遂げながら現在も存続している、そういった姿からわたし自身や会社も多くを学ばねばと改めて感じました。

皆さんも歴史の重みを肌で感じた瞬間があると思いますので、是非エピソードを教えてください!

#三百年の松 #浜離宮 #世界の100年企業の4割が日本企業

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