日本の国家安全保障2000年代 4


#多様性を考える


第1節  「安全保障と防衛に関する懇談会」 3




統合的安全保障戦略においては、


大きな目標として、


「第一には日本に直接脅威が及ぶことを防ぎ、

 脅威が及んだ場合にその被害を最小化することである。

 第二の目標は、世界の様々な地域において脅威の発生確率を低下させ、

 日本に脅威が及ばないようにすることである。」


 と記述し、


これらの目標を達成するために、


「国家からの脅威のみ対象にしていた『基盤的防衛力』の概念は、

 安全保障環境の変化を踏まえて見直す必要がある」


と指摘している。





新たな安全保障戦略を支える防衛力として、


「多機能弾力的防衛力」


を提案している。






情報収集・分析能力と伝統的な脅威に対応するために


「一定程度の『基盤的』能力を持たなければならず」、


また


「非国家主体からのテロなどへの対応能力も持たなければならない。」


としている。






また、国際的安全保障環境改善のために


「有効な国際平和協力活動を行う能力が必要」


と指摘している。








これら多機能弾力的防衛力の要は


「情報収集・分析力」


であるとしている。










この記事が参加している募集

多様性を考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?