見出し画像

たったこれだけで子供の行動は劇的に変わる

こんにちは。初めましての方、どーも笑

おそらく今回の記事タイトルをみて覗いてくださった方々は少なからず子供と接する機会の多い方だと思います。私の今回定義する子供とは幼稚園児~高校生までを指します。言葉を理解できる年齢を仮定して記載していきます。今後、高校生以上の大人の方向けの行動変容を促す方法についても別記事にて記載予定です。

では、参りましょう!

・前置き

私は今年22歳を迎え、来年度から大学院に進学する大学生です。決して子供を持つ親ではありません。

しかし、私を育ててくれた両親の教育方法、現在私の研究内容でもある行動経済学の観点に基づき、具体案を提案させていただきます。

もちろんすべての子供に有効であるかというとそうではありません。子供だけでなく大人もそうですが、1人1人異なる感性を持ち、異なる性格であり、異なる生活環境で育っています。ただ、行動経済学の観点から考えると人の行動パターンを予測しやすく、逆に言えば誘導を行うことだって可能なのです。

誘導というと良くも悪くも捉えることができてしまいますが、私の定義する誘導とは、

「人々の選択を妨げたり、選択を制限することなく自身にとって最適選択へ導くこと」

です。事実、行動経済学の理論を用いて悪知恵を働いた大人が金儲けのために使っている事象もあります。今回ご紹介する手法は悪知恵に利用することができない方法なので心配ありませんが、今後別途記事にてあなたの日常に潜む悪知恵の例などをご紹介させていただこうと思っています。


・子供とは

「子供とは」そんなことを考えていると哲学っぽく聞こえてしまいますし、考えれば考えるほどわからなくなるものだと思います。でも実はそんなに難しくないと私は思います。

なかなか言うことを聞かない子供に対してイライラ。反抗する子供に対してイライラ。

「なんで全然言うこと聞かへんねん!!」(出身関西なので関西弁で)

このような境遇に陥る人はかなり多くいらっしゃるかと思います。このような悩みを抱える人たちに行ってほしいことが、子供を知ることです。


何当たり前のこと言うてんねん!そう感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の主張だけをして相手が自分の思うような行動をとらなければ怒る。そんな人が多すぎると思います。

「家族だから」なんて言い訳にしか聞こえません。同じ家族でも1人1人感性は異なり、性格は異なります。私からすれば、家族だからこそ相手の考えや気持ちの意思疎通をだれよりも寄り添って行う必要があると思います。

自分の考えに焦点当ててしまい、子供目線で物事を考えることができていないために子供が自分の言うことに耳を傾けなかったり、言うことを聞かないことが起こっているのではないでしょうか。

この章では「子供とは」を考えていきます。


ここで1つ質問させてください。これは現在22歳である私だからこそ感じたことでもあるのですが、

「あなたは、いつ”大人”になったんですか?」

大学生になったら大人?成人したら大人?就職したら大人?社会的責任を持てば大人?

明確な定義なんてものはありませんし、1人1人違う価値観を持っていて良いと思います。(さっきから定義定義うるさいですよね笑 理系人間なもので笑)

様々な社会経験を通じて世の中を知り、知識も増え、幼少期から考えると社会的地位が上がってきた。そんな課程の中でいつしか大人になっていった。そうではありませんか?

つまり、私の考えはこうです。

「”大人”とは、社会経験という皮を被った子供」

すべての人は子供を経て大人になります。子供は大人を経験していないため大人の世界を知り得ません。

つまり!子供の考えを知りたいのであれば、子供を経験している自分に聞けば良いんじゃないですか?

私たちは子供時代を経験しているわけです。「あのときの自分ならどう考えていただろう。あのときもっとこうしてほしかったな。」私たち自身が子供に戻り、子供の気持ちを理解してあげたときにこそ、本当の答えが導き出されるのではないかと思います。


以前父親とお酒を交わしながらこんな会話をしました。

「おとんは、描いてた大人になれた?」

「なれてない。どころか50歳になった今でも心は20代の時から変わってないな。あのとき考えてた50歳ってもっとおっさんやと思ってたからな。」

「そーなん。じゃあ、俺も見た目はおっさんになるかもしれんけど、中身はそのまんまになるんかな」

「そうなるんちゃう?前20年ぶりに中学校の同窓会に行ってきたんよ。あれ不思議よな-、同級生としゃべってたら何十年も前のことが昨日のことのようにしゃべれるんよな。あの時間は少年に戻ってた。」


私は50歳を経験していないので父親の話は私にとって非常に興味深かったです。大げさな表現だったかもしれませんが、「”大人”とは、社会経験という皮を被った子供」というのは間違っていないのではいかと感じた瞬間でもありました。

自分の意見を言う前に、相手の気持ちを知ろう!

徹底的に相手を知ってこそ本当に伝えたいことが素直に伝わります。まずは自分の幼少期を見つめ直し、子供に接してあげてください。私たちは子供時代を経験しているのです。子供の気持ちに精一杯寄り添い、気持ちを理解するところからはじめてみてはいかがでしょうか?


・いざ、実践編!

さて、ここまでは私の考えを元に話を進めてきましたが、ここからは私の両親の教育方法、行動経済学に基づいて具体的な手法を提案させていただきます。

では、こんな一例を挙げて考えてみましょう。

大人「ゲームばっかりしとらんと、勉強しなさい!ゲーム没収するで!」

子供「勉強いやや、めんどくさい。」

多くの方が通る道かなと思い、この例を挙げてみました。これに合わない人は自分なりに例を考えてみてください。試験勉強、夏休みの宿題、自主練、筋トレなどなんでもいいです。

ではここから子供の行動を誘導する方法を紹介します!

それは、ずばり

インセンティブです!

インセンティブはもっとも早く働き、わかりやすく、多くの子供に効果的な手法です。何かを達成することで与えられる仕組みであるため、目的達成のために自ら進んで達成しようと行動を起こしやすいのです

先ほどの例で考えると、

大人「あんた、前のテスト80人中45位やったな。次のテストで順位が前より1つ上がるごとにご褒美として100円あげよ」

子供「え!まじで!!やるやる!!」

大人「やれるもんならやってみ(がんばれ!がんばれ!(心の声))」

これは一例に過ぎませんが、実際に私は親からこのような提案を受けて勉強に臨んでいました。このインセンティブは驚くべき効果を持っていました。はじめは「お金もらえるし、がんばったろ!」と目的はあくまで”お金”でした。ところが、試験を積み重ねる中で次第にお金をもらう快感よりも順位を上げる快感の方が勝ってきたのです。(まんまと策略にはまってしまった笑)


最初は別の目的で行動していたことがいつの間にか行動することが目的となっていったのです。当時私の親が意図して始めたわけではなかったらしいのですが、結果的に私は勉強することに対して意欲的な姿勢になりました。

先ほどお話しした内容にもありましたが、大人が子供の気持ちになって考えてみてもインセンティブは良い手法であると思います。お小遣いをもらうことは非常に嬉しかったし、私たちからすると少額でも子供からすれば大きなお金です。ぜひ、今すぐにでも実践できると思うのでやってみてほしいです!

ただ、少し注意点があります。

このインセンティブの値段や価値を毎度更新してはいけません。あくまで我々の目的は「子供の行動変容」です。お金を与えること、物を買ってあげることではありません。


毎度インセンティブの価値が上がってしまうと、子供の行動はより「高い報酬」のために働いてしまうことになります。インセンティブはお互いの話し合いの中で需要と供給が一致する点を探し、互いに納得した形で行ってほしいと思います。「高い報酬」のために動く子供になってしまうとインセンティブがなくなった途端自ら行動を起こさなくなる可能性もあるので、慎重に考えていきましょう!


余談

私は小学校~高校まで野球をしていましたが、小学校の間だけ試合でのヒットの本数でインセンティブをもらっていました。たしか、シングルヒットヒット1本100円、ツーベースヒット1本150円みたいな感じでした。

当時の自分は「お金」という目的のために平日も欠かさず毎日練習をしていましたし、野球もうまくなってきましたし、努力というか自主練習を積み重ねることは好きで進んで行うようになりました。


お金も増えて、野球はうまくなって、自主練を積み重ねる習慣が身について、今思えば1石3鳥にもなっていたんですね笑 


・まとめ

今回は子供を動かす方法について記述してきました。実際の私の経験則、行動経済学の観点からも盛り込んでお話ししてきました。

子供には大人のような経験則がほとんどないため、ある行動をとってもらうための誘導は難しくありません。かといって、悪事を働かせるようなことは絶対にしないでくださいね。

子供は単純。子供が成長できる道へ大人が誘導してあげてください。子供を取り巻く世界のほとんどは、親の生活環境にあります。一番近くで見ている親だからこその視点で子供の成長と共に一緒に成長していきましょう!

このたびは最後までご覧いただきありがとうございました。随時新しい情報は更新していき、読者にとって有益な情報をお届けしていければなと思っております。

今回の記事があなたの生活の一助になることを願っております。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?