家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった・他/岸田奈美
ネットで岸田奈美さんを見た時、父親を若くして亡くし、弟さんはダウン症、母親は病気により車椅子、ということを知り、興味を持った。
私が障害者に携わる仕事についていたからだ。
奈美さんの本と、母・ひろ子さんの本では
同じ出来事が母と娘目線で描かれていて、対比して読んでみても面白い。
奈美さんの文章は笑いあり涙ありで
ひろ子さんの文章はソフトだ。
個人的には、奈美さんが母親のために学生時代に起業し、その後作家になり、今はテレビにも出るほど有名人になったので、その行動力がすごいなぁと思った。
また、ひろ子さんの本では、ダウン症の息子さんを育てる時に大切にした三つのことが描かれていまして、とても共感した。
挨拶・清潔感・ルールを守る。
この三つは、私も働いた際に大切だと感じました。
特に挨拶と清潔感。
会話できたり、作業能力高くても、清潔面で課題が見られると作業はかなり制限がかかるし
利用者間でトラブル発生しやすい。
挨拶ができると、とにかくかわいがられるし、愛される。
会話できたり、作業能力高くても、挨拶ができないだけで印象がグッと悪くなるし、やはり作業はかなり制限がかかるし、利用者間でトラブル発生しやすい。
私もかつて利用希望の見学者や保護者によく、清潔面は伝えていた。
奇声上げても、多動でも、集中力なくても良いから、作業希望なら清潔感は大事だ。
例えば会話が難しい利用者の方でも
挨拶時にお辞儀をしたり、手を振ったりできるだけでも、印象は変わる。
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