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名作・LIVE A LIVEの思い出…今更リメイク版をやりたくなったというお話

先日ネットサーフィン中に、あるVtuberさんの動画が目に留まりました。

最近はスト6真っ盛りで、それがキッカケであまり詳しくなかったVtuberという存在をチラホラ認識するようになってきたのですが、そのスト6の動画を観ていた時にふとこれが入ってきたんですね。

これは一昨年、発売された「LIVE A LIVE」というゲームの実況で、この配信自体も一年以上前のものですから既知の方には今更、な話にはなってしまうのですが…。

これも、思い出の一本

このゲーム、実は30年前に発売されたスーパーファミコン用ソフトのリメイクで、私はオリジナルを相当やり込んでいた記憶があるんですね。毎日自転車に乗って中学校に通っていた頃です(笑)。リメイク版が発売されたことは知っていましたが、「へぇ~なんか懐かしいな」と思った程度で食指が動いてはいなかったのが事実です。

ですが、上のVtuber・みみぴさんがこのゲームの7つあるシナリオの一つ、近未来編のクライマックスで涙を流しているのを見て、当時の記憶と熱い思いが蘇ってきました。

2つ目の「LIVE」が反転していて、「EVIL(悪)」と読めるようになっています
これが、最終編で効いてくるこのゲームの肝なんですね

私は基本的にあまりRPGをやらない人間なのですが、やったタイトルは極めつくす、やる事がなくなるまでしゃぶり尽くすプレイヤーでした。当然かなりの時間をかけますから、うかつに手が出せない、というのがあるんですね。
このライブアライブも、ラスト、全主人公のレベルを上げ切って、やる事がなくなるまでやったものです。ちなみにソフトを買ったのは妹でしたが、最終的には私の方がプレイ時間は長かったと思います(笑)。
このソフト、売上27万本とこの頃のスクウェアにしては振るわなかった数字で、FFやロマサガと比べると知名度は低いのですが…いや、あちらは桁が違いますからね。それでも、プレイした人からの評判は上々で、人間心理を辛辣に描き出したシナリオ、色がバラバラの世界観に魅力的な主人公達、何よりシナリオによってゲーム性が異なるというバラエティ色が斬新で、基本的にはRPGですが格ゲーのようなモードがあったり、サウンドノベルのようなモードもあります。

なお、一つ一つがそれほど長くないので、テンポ良くクリアできます

そして何より、BGMです。
ストⅡをバイブルとしていた格闘ゲーマーにとって、この時カプコンからスクウェアに移っていた下村陽子さんの音楽が堪能出来るのが大きかった。各シナリオ毎の世界観に合わせた音楽がどれも素晴らしく、フィールド曲、戦闘曲と種類は多くないのですがどれも耳に残るものばかりです。
この曲たちの評価も極めて高く、ライブアライブを語る上でボス戦の「メガロマニア」は欠かせないものになっています。
個人的には、現代編の戦闘曲がストⅡのある曲によく似ているのがポイントだと思っています。

どうでしょう。
作曲者が同じ、かつ場面が格闘と共通しているので雰囲気が似ていますよね。当時はサントラCDも持っていて聴き込んだ覚えがあります。

夢が叶ったリメイク版

もう発売から一年以上経っているのですが、今回初めてこのリメイク版の事を色々調べてみて驚いた事…フルボイスなんですね。
思えばオリジナル版の時から物語がとても良いプラス、印象に残るセリフが多いことを感じていたこの作品、「アニメになったら良いのに」とか考えたこともあり、プレイ済みの友人と声優は誰がいいかな、とか妄想話をしていたことを今、思い出すに至りました。

有名過ぎる台詞といえば、コレですね

上の動画でみみぴさんが泣いておりますが、近未来編のラストも心に刺さる名言があります。当時、ボイスはなくとも相当に感情を揺さぶられ盛り上がった経験がありますから、未プレイだった方がこの度このゲームに触れて、同じように感動してくれているのがとても嬉しかったです。
新しく付いたボイスは、一覧をチェックしましたが実力派の声優さんが揃っております。勿論新しい方もいますが90年代から活躍されている方も多く、言わばオリジナル版のときに妄想していたアニメ版が半ば実現したかのようなリメイクになっている訳です。…これはとても感慨深い。
というか、現代編の主人公・関智一さんに師匠(的な立ち位置)が秋元洋介さんは…笑ってしまいました。奇しくも同じ94年作品のあの師弟です。

…てな訳で、プレイ時間の確保が課題ではありますが近日中にこれは購入します。なんでスルーしていたんだ、愚か者めと自分に叱咤しながら中学生の頃に戻れる名作に取り組もうと思っています!

権利関係が大変でリメイクは無理、と言われていたそうですが、
夢が叶ったかのような令和の帰還、だったんですね

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