BAND☆やろう是 第七章 会議2
気がつくと目の前にいたはずの智さんと大ちゃんの姿はなく、僕を挟んでの両端の二人は相変わらず異世界を彷徨っている様子であった。
なにやらキャッシャーの方からボソボソと話し声が聞こえるのだが、必要な事意外立ち入らない性分である僕は敢えて触れないようにした。それよりも今回のミーティングの議題であり自分自身に課せられている曲名をこの一人の時間に考えてしまおうと冷静に思ったのだ。
既に冷えつつある親子丼を適当に口の中にかっ込んで食器を横に少しずらして歌詞カードを三枚並べた。そして