ルールを破ってマナーを守れ
この言葉はザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさんの言葉(ある曲の歌詞)だけど、この言葉はこれからの働き方にとてもマッチすると思ったので、その理由について考えていきたいと思う。
働き方改革のしわ寄せ
前も書いたけれど、働き方改革の推進に伴い、会社から社員に対する「過剰な確認」が増えてきているように思う。
以前は早朝に出社し、勉強しているだけで勤務を疑われたことを書いたけれど、今では勤務実績に齟齬がないか確認するために「入退室時間とPCのログイン・ログアウト時間が突合」されるようになっている。
もっというと、最近ではメールを誤送信してしまった人がでてきてしまったことから、その対応策として外部メールをする際は第三者に都度内容をチェックさせる、といった新しいルールが追加されようとしている。(さすがにこの短絡的な対応案には閉口してしまった)
誰かがミスを犯したら、都度新しいルールを増やして対応する。これではまるで「ゴールのない、いたちごっこ」のようなものだ。
ルールでマネジメントする時代は終わった
これは言い換えると、ルールで社員を動かすマネジメント手法だと思う。その根底には性悪説とも取れる考え方があるのではないか。常に「最悪の事態を想定したルール」を作り、そのルール通りに動くように社員を促す。
すると、どうなるか。社員はルールを逸脱しないよう「言われたことだけ」やるようになる。
年々、ゼロをイチにする必要性が増していっているこの時代に、言われたことだけやるマインドでいて良いのだろうか。変化スピードも年々増していく。そんな時代をルールで乗りこなそうとしても、すぐに限界が見えてくると思う。(ルールばかりに捉われ、仕事にならない)。
もう「人をルールで縛るやり方」が通用する時代ではないと僕は考えている。
ビジョン駆動型に切り替える
じゃあ、どうすべきかという話になるのだけど、一番理想的に思うのは「ビジョンで人を動かすやり方」だと考えている。リーダーはビジョンを語り、それに共感したメンバーが仕事をする。
一人ひとりが自分の頭で考え、決断・実行していくような。それは言い換えると性善説的なやり方・考え方だ。メンバー一人ひとりが「言われなくてもやる」というチームが出来上がる。
そしてリーダーはルールを作らない代わりに、メンバーにマナーを要求する。
メンバーはそれぞれが「何をしたらビジョンに繋がるのか」、そして「何をしたらダサいことなのか」という審美眼を持ちながら、考え・行動に移す。こんなビジョン駆動型な働き方こそが、これからの時代に一番マッチするような気がしている。
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これからの時代は「ルールを破って、マナーを守れる人」こそが、「まだまだいけるぜ」と言えるのだと僕は信じてやまない。
(最後の纏めがあまりうまくない、ということは自分でもわかっている)
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