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僕が読みたい物語は「結末がハッピーエンドの物語」ではなく、「今この瞬間もハッピーエンドを目指して走り続けている人の物語」なのかもしれない
読まなければよかったと思う物語がある誰かの書いた悲しい物語が自分の境遇に似ている時、引き込まれるようにその物語を読んでしまうことがある。 気づくとまるで自分毎のように 、そのシーンをありありと目に浮かべながら、読み進めていく。まるで書き手と痛みをともにするかのように。 「自分だけじゃない」のだと 、どこか救いを求めるような気持ちで読みすすめていくのだけど、大概は最期、寂しい気持ちにさせられてしまう。 何故なら、その物語の最後はいつもハッピーエンドが綴られているからだ。