クリス・ヒューズ 〜FEAR SHOT〜
こんにちわ、だいちです!
今日は「クリス・ヒューズ 〜FEAR SHOT〜」話していきたいと思います。
富の再分配についての考え方はクリス・ヒューズという人物が提唱しています。
クリス・ヒューズはFacebookの共同創設者でマーク・ザッカーバーグと学生時代に起業した人物です。
今回はそんなクリス・ヒューズが【1%の富裕層のお金でみんなが幸せになる方法 実現可能な保証所得が社会を変える】で内容について話していきます。
また、今回の記事を読む前に3つの僕の記事を読んでから今回の記事を読むとより時代背景や社会情勢も分かるので分かりやすいかと思います。
クリスヒューズについて
アメリカの堅実な中流家庭に育ったクリス・ヒューズは、努力型の秀才で、名門私立高校から奨学金つきでハーバード大学に進学しました。
そこまでならよくある話ですが、彼のルームメイトがマーク・ザッカーバーグだったことにより、自身もフェイスブックの共同創業者として、20代の若さで巨万の富を手にしました。
その成功を足がかりに2008年の米大統領選でオバマ陣営のネット戦略を指揮したり、老舗雑誌の経営に乗り出したりする一方で、運の良し悪しが何世代かかっても解消できないほどの格差を生む「勝者総取り社会」に疑問を感じ始めます。
ほとんどのアメリカ人が、自動車事故や入院などのための緊急出費も捻出できないのに、自分は20代にして億万長者になった。
そんなことが可能になる社会は何かが激しくまちがっている。
若き理想家が、自らの富と経験を注ぎ込んで取り組む「最も困難な問題」の現実的な解決策が「保証所得」という考え方だ。
その財源のすべては「上位1%の富裕層への増税」で賄えるのでないか?と書いた著書です。
著書ではETIC【保証所得】の提案を挙げています。
ETIC【保証所得】とは
年収5万ドル以下【日本円にすると500万以下】の世帯の何らかの形で働いている成人一人につき保証所得を政府が支給する。
という考え方です。
働いてもお金がもらえない人たちにお金を月に500ドル【日本円で5万円】。
を政府が配布してくれるという考え方。
実施することによってアメリカでは2000万人の人達が貧困生活から抜け出すことが出来ると語っています。
前提としてアメリカでは格差社会が広がっており、上位0.1%が富を独占しており資産2000万ドル超えの16万世帯が下位90%の同等の富を所有しています。
また、今後は中流層が落ち込んでいくと考えられています。
理由としてはニューエコノミーの働き口では社会保険や稼ぎが安定しないから。【ニューエコノミーとはウーバーイーツ・クラウドソーシングなど】
この働き方では年収が上がっていかないと推測しています。
この働き方だと多くは市場のニーズに合わして働くなくてはならないからです。
また、クリス・ヒューズが考えるETICはBI【ベーシック・インカムではない】ということです。
BIは所得や収入の有無に関わらず、全ての国民が無条件で1000ドルを受け取れる仕組み【富の分配の政策】でコストは数兆ドルかかる。
ETICより莫大な費用がかかりBIは現実的な政策ではないと提唱しています。
では具体的にどのようにして国民に保証所得を配布していくのか?
アメリカ・イギリス・フランス・オランダ・スウェーデン・カナダ・韓国などでは既に給付付き税額控除というものを採用している。
給付付き税額控除とはどのような仕組みなのか?**
・毎年確定申告をすると国の規定の所得より少なかった場合は国からお金が給付してもらえるということです。
生活保護とどう違うのか?
給付付き税額控除は国から勝手にお金が自分に送られてきます。
生活保護は自分で申請し国からお金を受け取るもので仕組みが違います。
これが、給付付き税額控除と言います。
また、それと同時にクリス・ヒューズは最低賃金の引き揚げ+所得保証もしていくべきと提唱しています。
時給1500円に上げていくべきと提唱しています。
時給を上げることによって会社・企業は潰れていく可能性もあるので充分な所得保証の充実を計ろうと提唱しています。
まとめ
月5万円の保証を国から生活保護という形ではなく、給付付き税額控除で実現しよう。
と提唱しています。
今回のクリス・ヒューズの見解では財源は富裕層の課税強化により徴収することによって問題は解決出来る。
と提唱しています。
これで「クリス・ヒューズ 〜FEAR SHOT〜」について解説終わります。
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