初対面の人と少し時間を潰さないといけない状況では、相手に喋らせる
相手と仲良くなる必要はない。ただ相手に喋らせて、その時間を気まずくなく終わらせる、という目的を遂行するための方法である。
1. 当たり障りのない、世間で話題になっていることをなげかける
一番便利なのは天気と季節。時事ネタは選ばない、鬼門になる事があるから。
「最近寒くなりましたよね」「今年は暖冬(寒波)みたいですね」「そろそろ桜が咲きそうですね」「雨が続いてますね」「もう夏の気温ですね」「気温が暑すぎますね」「今日急に暑い(寒い、風が強い)ですね」「雨が降りそうですね」
2. 初対面の人が話してくる最初のキーワード3つまでは、自慢のことか、興味があること
少なくとも触れられたくない項目ではない。返事の仕方で、相手の興味の方向性を把握する。
「最近寒くなりましたよね」と話しかけたとする。興味の方向性は、
相手「冬が好きなんですよ」= 冬、寒い場所や状況、暑がり?
相手「早く夏になってほしい」= 夏、暖かい場所や状況、寒いのが苦手?
相手「実家が東北で、」= 東北、実家、家族
相手「鍋の季節ですね」= 食事、外食、人と遊ぶ?
相手「コート(マフラー)を買いたい」= アパレル、服
相手「ずっと家に篭ってます」= インドア派
相手「ここまで車で来たから、」= 車、乗り物
相手「そうですね」= 不明
3. 相手の返事の方向線上で質問する
詮索する気はないというアピールのために、いきなり深いプライベートを質問しない。
相手「冬が好きなんですよ」→「なんで冬が好きなんですか」「冬になったら何をしたいですか」「冬だとどこに行きたいですか」
相手「早く夏になってほしい」→「夏が好きなんですか」「今年の夏はどこに行きました?」「夏になったら何をしたいですか」
相手「実家が東北で、」→「東北のどこですか」「実家には帰られるんですか」「東北はここより寒いですか」
相手「鍋の季節ですね」→「何鍋が好きですか」「何鍋をしたいですか」「オススメの鍋はありますか」「オススメのお鍋のお店はありますか」
相手「コート(マフラー)を買いたい」→「どんなのを探してるんですか」「狙ってるのがあるんですか」「好きなブランドとかあるんですか」
相手「ずっと家に篭ってます」→「家は暖かいですか」「家で暖かく快適に過ごすオススメありますか」「巣篭もりで何かオススメはありますか」
相手「ここまで車で来たから、」→「車好きなんですか」「車はよく乗るんですか」
相手「そうですね」 → 次の当たり障りない話題を言う、「お鍋の季節ですね」
自分が喋らなくても相手が喋れば喋るほど、こちらに親近感を勝手に抱く
とにかく相手に喋らせればよい。こちらが一生懸命話す必要は全くない。相手が話しやすい内容を掘っていく、理由やオススメを聞くだけ。
どういう思考・思想の持ち主からわからないから、否定的なことは言わない、相手を極力否定しない。
自分が思ってもいないことは同調する必要なし、「そうなんですね」だけ、自分を偽る必要なし。同調できることだけ、同調したければする、「わかります」「あれいいですよね」。
まとめ
ただ相手に喋らせて、その時間を気まずくなく終わらせる、という目的を遂行するための方法である。1-4をやっていれば適当にやりすごせるだろう。
逆に、仲良くなりたくない人とは"最初から"話を膨らませたり相手をしない。「そうなんですか」「よく知らないです」「ちょっとそれには疎くて」「気が付かなったです」。
相手がこちらに質問してくるタイプであれば、返事したいことだけ返答すればいい。
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