浮かぶ都道府県: 愛媛県
愛媛県の形
愛媛県といえば、みかんや道後温泉、今治タオル、しまなみ街道等が有名ですよね。
愛媛県の形は走る動物のようにも見えます。
四国の中の愛媛県
愛媛県は四国の北西側に位置します。
しまなみ海道で広島県と繋がっています。
松山市
松山市は愛媛県の県庁所在地です。
・坊っちゃん
松山といえば坊っちゃん列車、坊っちゃんスタジアム、坊っちゃん団子等たくさんあり、坊っちゃんづくしです。
夏目漱石が書いた「坊つちやん」で有名なので、今一度手元の「坊つちやん」の本をパラパラとめくってみました。
漱石さん、やっちゃってますね。結構ディスっています。
「どうせろくな所ではあるまい」や「気の利かない田舎者だ」とか言ってます。
坊ちゃんの下女の清さんが、坊ちゃんの行く田舎は「箱根の先ですか、手前ですか」なんて聞いてます。
これなんかほとんど西日本の人全員にケンカ売ってますね。
その他、数十か所にわたりこの手の会話が続きます。
作中では四国辺りのある中学校としか書かれていないので松山とは特定して無いのですが、漱石は松山に1年間住んでいたこともあって、松山市自体が坊ちゃんとの関連をアピールしています。
ちなみに漱石の作品は全て著作権が切れていることもあって、amazonのkindle本にある漱石の作品は0円です。
・俳句の街
松山は正岡子規、高浜虚子などの俳人を多く輩出しています。
正岡子規はほぼ東京で活動を行ってしたが、松山にいた漱石の家にしばらく滞在したこともあり、その時に高浜虚子らと親交を深めています。
漱石は坊っちゃんの中で松山を皮肉った表現をしていますが、正岡子規や高浜虚子らとともに過ごした松山に深い思い入れがあったのだと思います。
現在、松山では90か所以上の俳句ポストが設置されており、俳句甲子園等の俳句関連行事が数多く催されています。
TV番組の俳句コーナーで、毒舌な俳句の先生として知られる夏井いつき氏も松山在住で、ここを拠点として活動しています。
松山は生活に俳句がとけこんでいる素敵な街だと思います。
・じゃこ天おばちゃん
名古屋のCBCテレビが制作した「ノブナガ」という番組の「地名しりとり」コーナーで一時期有名になりました。
(TBS系列の首都圏以外のテレビ局で放送された)
佐田岬半島-伊方町
長さ40Kmにおよぶ日本一細長い半島で、半島全体が伊方町です。
愛媛県の形を見て一番最初に気になるのは、佐田岬半島(さだみさきはんとう)ではないでしょうか。
愛媛県の形を動物に例えたときの、しっぽに相当する場所です。
日本で一番細長い半島(40Km)なのですが「いったいどうなっているんだろう」と思っていたので画像にしてみました。
先端が「佐田岬」で、半島の名前が「佐田岬半島」です。
「ん?」って思ってしまいました。
最初に「佐田岬」の名前が先に存在して、あとから「佐田岬半島」と名付けたんだと思います。
岬の名前の付く日本で唯一の半島です。
平成の大合併の前は三崎町にあったので、三崎半島とも呼ばれます。
なんで佐田半島や三崎半島にしなかったんだろうと思いますが、県庁内で議論があったらしく、詳細は不明です。
ちなみに、鹿児島県の大隅半島の先端は佐多岬(さたみさき)です。
今治市
今治市の画像です。大島、伯方島、大三島の部分がかなり広いですね。伯方島は「伯方の塩」の発祥地です。
しまなみ海道は尾道から大三島、伯方島、大島を通って、今治市の今治ICへと続いています。
今治市といえば、やはりタオルでしょうか。
今治市民はタオルを段ボール箱でまとめ買いする人もいるらしいとか・・・。
でもこんなにタオルで有名な街だったら、今治市民はお中元やお歳暮でタオルもらったらどうゆう反応をするんでしょうか。
今治ブランドのタオルだったらうれしいですけどね。
宇和島市
愛媛県内で2番目にみかんの生産量が多く、愛媛県南部で一番大きい街です。
・由良半島
愛媛県の佐田岬半島も細長くて珍しい地形ですが、宇和島市の一番南側にある由良半島も細長く、こちらはクネクネと曲がっています。長さは14Km程あります。
面白いのは、この半島の北側上半分と南側下半分で市町村が違うということです。
一番細い所で200m程度なのですが、半島の付け根から先端まで、きれいに上下で宇和島市と愛南町に分かれています。
上記で紹介した市町村の位置関係はこんな感じです。
松山市、今治市、伊方町、宇和島市を光らせています。
愛媛県は以上です。
上記の画像は国土地理院の数値標高モデルデータを編集・加工して使用しています。
個人的には松山、今治と石鎚山に行ったことがあります。
その時は時間が無くてじゃこ天を買えませんでした。
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