今、"オーディオファースト"が来ている
皆さんこんにちは。デジタル系広告代理店D2C Rで音マーケティングを担当していますクリエイティブディレクターの郡(こおり)です。今、音声をコミュニケーションの最初に捉えるが”オーディオファースト”が浸透してきています。今回は、身近な例をとってご紹介していきます。
以下の動画は、主人公が音声アシスタントを使い、声だけで朝の身支度をスマートに済ませている先進的なライフスタイルを描いています。
動画のオチは、皮肉!&面白い!のでご興味ある方はご覧ください↓↓↓
まさに、音声が生活に根付いた生活!けれど、これは動画の中の世界ではなく、、、もう現実になってきているのです。
お買い物は、音声で!(音声×消費)
音声での生活を飛躍的に実現させてくれたのは、音声アシスタント機能を搭載したガジェットの進化です。その背景にはGAFAを中心とした動きが、、、
アメリカではアレクサを含むAIアシスタント機能の利用率が63%(スマートオーディオレポート2020より)と高く、スマートスピーカーが生活に根付いています。
スマートスピーカーの普及は買い物の体験自体を変化させ、アレクサによるボイスショッピングが急増。アメリカ最大手のスーパーマーケットチェーン・ウォルマートは、2030年までにボイスショッピングでの買い物がEコマースの30%を占めると予想しています。
お買い物は、音声で!が常識となっていく未来。このアレクサの利用率は、実は音声コンテンツとも関係しているようです。
米国のスマートスピーカー所有者の66%が、毎週スマートスピーカーで少なくとも一つの オーディオブックまたはポッドキャストを聞いているとの調査結果が。(デロイトトーマツ・音声コンテンツ グローバル版:オーディオブックとポッドキャストの隆盛:資料より)
ということで、続いてオーディオブックの実態を見ていきましょう。
本も、音声で!(音声×書籍)
日本でも最近、めっきり市民権を得てきたオーディオブック。以下のように2021年には会員数が200万人を突破し、勢いを増しています。
以下の図からもその利用の増加がわかりますね。
また以前は「書籍を読んでから、オーディオブックを聴く」人が多かったそうですが、最近だと、「オーディオブックを聴いた後で、書籍を読む」人が多いとか。
まさにオーディオファーストが現実になってきています。
そんな先頃、2022年6月10日、Spotifyがオーディオブック参入を発表しました。今後さらにオーディオブック市場は、活性化しそうですね。
映像から、音声へ!(音声×ドラマ)
続いて、最近注目されているオーディオムービー(音声ドラマ)。これまでエンターティメントは映像が長く牽引してきましたが、映像に引けを取らないコンテンツクオリティを持ちながら、音声の没入感を体感いただけます。
日本ではTBSラジオが力を入れるなど、動きを見せています。
例えば、ヒットドラマの「半沢直樹」の音声ドラマ版として主人公に倍返しされた人々を追ったスピンオフを展開。コンテンツとしても非常に面白いものが生まれています。
以下から、いくつかのオーディオムービーがお聴きいただけます↓↓↓
もともとオーディオムービーはアメリカが先行していました。アメリカは音声大国。ヒットした音声ドラマは、映像化してネットフリックスなどで配信もされています。
オーディオ先行のコンテンツ発信もある意味、オーディオファースト!日本も「月9を聴く」といわれる日が近い未来にくるかもしれませんね。
音声ドラマの良さは、没入感×想像力。視覚がないからこそ、聴覚をフル活用する。そして、目に見えないからこそ、私たちのイマジネーションを膨らませてくれます。
さて、これまで、音声×買い物→本→ドラマとお伝えしてきましたが、共通点は・・・一体何でしょう?
音声×ながら行動
共通点は”ながら行動”で触れることができる点です。手も、目もふさがない。この気軽さが音声の良さ。多くの生活者に受け入れられている理由のひとつです。
だからこそ、コミュニケーションの最初に音声を選択される。そんな世の中に変わっていってきているのかもしれませんね。
以上、いかがだったでしょう?2019年よりSpotifyは「オーディオファースト」を掲げています。大手プラットフォーマーの本格参入で目が離せない音声市場。いよいよ音の時代が、本格的に始まります。
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投稿:株式会社D2C R 音マーケティング 郡 茜
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