「自分の好きなものを好きなように描いてみよう」 いかにも大阪にいるおばちゃんみたいな先生が教室を周りながらそう放った。 教室には西日が差して電気が必要ないくらい…
零一
2021年9月25日 14:16
「自分の好きなものを好きなように描いてみよう」いかにも大阪にいるおばちゃんみたいな先生が教室を周りながらそう放った。教室には西日が差して電気が必要ないくらい明るく、心地のいい風が入ってくる。僕は頭を張り巡らせた。しかし、一向に右手が動くことはない。そんな僕を見てか、先生は「頭に思いついたことをそのまま描いたらいいんだよ。下手でも何でも恥ずかしがることはないからね。」と全体に