有料記事

59

【7/3】信じていたものへさようなら

数週間前、スーパーの買い物から戻ったときに家のポストを開けてみたら、うちにもばっちり、例の「アレ」が届いていた。アベノマスクである。

もっとみる

【6/7】自虐される身体、他虐される身体

ツイッターの森は、思考停止したまま進むと「それ以上奥に入っちゃならねえ……!」ってところにまで侵入してしまい、思わぬダメージをくらって帰ってくることがある。

先日も、何かを調べようとしていて(何を調べようとしていたのかはもちろん忘れた)森の奥深くまで入り込んでしまい、しっかりとダメージを受けて帰ってきた。何を見てしまったのかというと、いわゆる「リョナ」画像、つまり、女性を傷つける表現にフェチシズ

もっとみる

【5/25】集団的記憶喪失

スペイン風邪がもたらした死者が、第一次世界大戦の犠牲者よりもずっとずっと多いことを、私はこのコロナ禍のなかで知った。「いや、ウィキペディアに書いてあるじゃん」って話なのだが、第一次世界大戦が絡む文学や映画が数えきれないほどあるのに対して、スペイン風邪が主題の文学や映画となるとあまりピンとこない。感染症があくまで自然災害的なものであるのに対して戦争は人為的なものだから、後者のほうを語り継ぐのにより力

もっとみる

【5/10】理想的な素人

朝、目覚めてTwitterを見ると、「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグがTLにずらずらと並んでいた。もちろん今までだってTwitterにはいろいろなトレンドがやってきては去りやってきては去りだったけど、今回のは、ちょっと規模が違う。いろいろな人の意見を読み、法案にも目を通し、私も賛同の署名をしてハッシュタグ付きのツイートをした。

もっとみる

【5/2】「幸せのイメージ」が酷なのは、誰かをそれに縛りつけるから

ついに、まったく電車に乗らず家の近所だけで1ヶ月を過ごした4月が終わってしまった。相変わらず「人に会いたい」「話したい」という気持ちは、自分でもびっくりするくらいまったく湧いてこない。しかし、いくら毎朝のヨガを習慣にしているとはいえ、運動不足が極まってきたのかあまり体調の良くない日が続いている。天気のいい日は、なるべく外を散歩しようと思う。

もっとみる

【4/26】暮らしとイデオロギー

最後に電車に乗ったのが、ついに1ヶ月前になってしまった。このまま、電車の乗り方を忘れていきそうである。次に電車に乗るときにはまるで江戸時代からタイムスリップしてきた人のように「こ、ここにPASMOなるものを当てるのか? すると、ピッとなるのか……? なんとワンダフル……!」といちいち感動して挙動不審になりそうだ。でも、来月は美容院に行こうかなー。不要不急って言われればそうなので、本当は行かないほう

もっとみる
Terima kasih!
29

【4/18】コロナ禍の中、日記が書けない

まったく電車に乗らず、近所のスーパーとドラッグストアがリアルな世界のすべてになった生活を始めて、3週間が過ぎようとしている。今週は、比較的穏やかな1週間だったように思う。

いや、アメリカでは死者が3万人を超えたし、イタリアや中国は死者を少なく報告しているのではみたいな不穏なニュースもたくさん見たし、経済や政治に対する不安感は募る一方だし、まったくもって情勢は穏やかではないのだが、それでも「穏やか

もっとみる

【3/26】世界がすっかり変わってしまったあとで

3月23日に想像上の出発をした私は26日、想像上では、エストニアからラトビアに移動している。ラトビアで予約したホテルにはサウナがついていて、私はそこで、自分史上初となる国外サウナにて、汗を流してみる予定だった。今回旅することを決めて私もはじめて確認したのだけど、バルト三国は、位置的にはほぼ北欧だ。最北端であるエストニアの首都タリンの、目と鼻の先がもう、フィンランドのヘルシンキである。本場フィンラン

もっとみる

【3/14】「自分と同じレベル感の相手に話しかける」はモノ扱いなのか

件の記事と、またそれについて語るいろいろな人たちの意見を目にして、ぐるぐると消化不良に陥っている。消化を促進するためにも、noteを書きながら自分の頭の中を整理してみたい。

話題になっている記事なので、内容を詳しく紹介することはしない。そういうわけで、前置きなしでいきなり本題に入ろう。

正直、読んだときの第一印象がかなり悪かったのは事実だ。「怯えている女性」に目をつけろ、抵抗しなさそうなやつを

もっとみる