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Walesの玄関口Avergavennyと、上手に磨きたい“孤独力”

こんにちは。
Made in Walesのモノを集めたセレクトショップ「Cymry(カムリ)」です。(現在、開店準備中)

いざ、Wales移住へ

2017年4月。ロンドンからついにウェールズに移り住む時。ロンドンで住んでいた部屋の荷物を、ひとつのトランクとリュックに詰め込み、WWOOFのホストであるVinaが車で迎えにきてくれるというウェールズの玄関口であるAbergavenny(アバーガベニー)へ、約2時間少しかけて電車で向かいます。せっかくならAbergavennyの町も見てみようと、迎えの約束の日の前日にAbergavennyに到着しました。

標識は英語とウェールズ語の表記。ウェールズに来た感!
Abergavennyの中心街
アンティークマーケットがひらかれていた

想像以上に栄えているのですが、少し歩けば広々した公園と自然が広がり、気持ちのいい町。少し中心街を散策した後、早々にAirbnbで予約したおうちにチェックイン。ホステルなどもありますが、やはり現地の家庭に泊まりたいし、コミュニケーションを取りたいので(どんな出会いになるかわからない!)今回もやはりAirbnbに宿泊することにしました。ご夫婦だけで住まわれているイギリスらしい清潔感があり、かわいいお家。部屋の中には紅茶やコーヒー、カップケーキまで置いてくれていました。

大きな窓から明るい日差しが入ります
十分すぎる大きなベッドと可愛らしい花柄のリネン
ついついカップケーキは食べてしまいまいました…

本当に普通のお家なのですが、ホスピタリティに溢れた空間。ホームステイ気分でお母さんとの会話を楽しみ、いざ、ランニングウェアに着替えて走り出します。Abergavennyも、少し走れば、Footpathと呼ばれるトレイルに入ることができます。

公園はどこもきれいに整備されている印象
羊の糞を避けながら走り抜けます
トレイルはわかりやすいように標識とゲートがところどころにあるので迷いにくい

Abergavennyも、少し走れば、Footpathと呼ばれるトレイルに入ることができます。公園を抜けたり、羊が飼われているフィールドに入ったり、夕日を見ながら1時間ほど走りました。この日は帰り際にスーパーでお惣菜のようなものを買い、お家に帰って食べることにしました。次の日は、ついにWWOOFのホストのVinaが迎えに来てれる日だと、新たな出会いに期待を抱きながら心地よい疲れと共に眠りにつきました。

ポジティブに培う“孤独力”

余談ですが、旅先でも必ずトレイルシューズとウェアを持って、1人で走ることが多かったように思います。もちろん、トレイルランニングが趣味ということが大きいのですが、重いバックパックを背から下ろし、身軽になってその町を見てみる。そうすると、その町の人々の暮らしや表情がよくわかるような気がします。また、町からトレイルに入って、誰もいない自然の中に一人ぼっちで身を置くと、日本から飛び出て今ココにいる自分を確認することができました。そして、何より地球は、自然は広くて大きくて、自分はちっぽけで孤独だと感じるのです。

最近この頃培った“孤独力”は、結構役に立っているのではないかと思っています。孤独というと、ネガティブなイメージもありますが、私はそんなに嫌いではなくて。もちろん誰かと一緒に過ごす時間というのも大好きなのですが、コロナ禍のように、当たり前に誰かと会ったりお茶したりできなくなった時にも過度に不安になったり、寂しくなったりもしません。逆に今は、自分で事業を作るということに関しては、鍛えられた(?)“孤独力”が功を奏してか、自分ひとりの力で何ができるんだろう、どこまでできるかな、どこまでできないかな、と少しワクワクしていたりもします。

そして、渡英中は本当に存分に1人の時間を過ごしたし、存分に孤独を味わったので、今家族と過ごせること、友人がいてくれることにも素直に感謝できるようになった気がします。いつか必ず死ぬ時もひとりなので(笑)、上手に“孤独”を取り扱って、これからも付き合っていこうと思っています。


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