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洗練された中華SFの才能を楽しむ「宇宙の果ての本屋」

<SF(107歩目)>
「時のきざはし」に続く立原透耶による中華SFアンソロジー。
前作よりもSF度高めで、ちょっと水準も高くなっています。

宇宙の果ての本屋 現代中華SF傑作選
顧適 (著), 何夕 (著), 韓松 (著), 宝樹 (著), 陸秋槎 (著), 陳楸帆 (著), 王晋康 (著), 王侃瑜 (著), 程婧波 (著), & 7 その他
新紀元社

「107歩目」も、中華SF紹介の立原透耶さんセレクトのアンソロジー。
ちょっと水準以上で、SF濃度も高めで読ませてくれます。

胸を突く作品もあり、読後も脳裏から離れない作品にも出会えました。

15篇で、短篇ですが集中力必要です。

私は、昼温さんの「人生を盗んだ少女」が一押しです。
続いて、王晋康さんの「水星播種」でした。

短篇で研ぎ澄まされている。時間もかからない。

でもあまり中華SFと親和性がない方でも、「人生を盗んだ少女」を読むと深みが理解できると思います。

立原透耶さん、このアンソロジーの続編を希望です。

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