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思い出の中の夏休み

 外の景色から子どものはしゃぐ声。窓を開け声の出所を確認。発見。子どもたちが大声を出し走り回る。「鬼ごっこ?」子どもたちを眺め今朝のニュース番組の内容をゆるく思い出す。もう小中学生の夏休みに入ること。今時の小中学生を見て時代・世代を感じ驚いたこと。かつての夏休みを思い出す。
 小学生の夏休み。夏休みに入りすぐにラジオ体操。毎日。早朝六時。寝ぼけ眼で通う。頭も身体も心も「まだ寝かせろ」文句を垂れた。
 自由工作。「賞がとれるものを創る」意気込む。だが、工作と相性が悪い手指で完成したものは謎作品。みんな理解不能。
 中学生の夏休み。午前中は部活。午後は塾の夏期講習。終わる度に「疲れた」ため息と共に出る。家族からは「これが当たり前」「そんなことで疲れるな」「あんたの存在が邪魔」外は高温。家族は低温。
 高校生の夏休み。早朝六時。高校の課題。何度も繰り返し解く。志望校のオープンキャンパスに向かい「大学生の姿」を想像。薔薇色に輝く。想像の姿が薔薇色に輝くなら現在の姿は何色?輝く? 

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