綺麗なことばかりじゃなかった。
彼が亡くなって、もうすぐ5年経つ。
命日まで平穏を保とうと意気込んだが、今朝の同僚の「この方は自◯したいという気持ちがあるようで」という共有で、早速壁にぶち当たった。
元恋人は女の子が大好きだった。
元カノを特別扱いするし、私に向けても「あの子は特別だから」と宣言するしていた。
なんやねん、じゃあ私はなんなんだよと思った記憶がある。
部活のない人はもうとっく帰った放課後の時間、教室に部活に入っていないはずの彼と元カノのリュックだけが残っていた光景もあった。
元カノもまんざら