新水どくだみ

某国立大に通う22歳。

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M女のプライド

M女ほど男に厳しい人はいない。M女が服従を許すのは自分を凌駕する男だけだ。「あぁこの人にはかなわない」と感じたとき、安心して自由を預けられる。相手への圧倒的な敗北感と信頼が膣を疼かせるのだ。 私自身、理想のM女ライフを楽しむために、自分なりの選考基準を設け男たちを審査してきた。 以下が私の選考過程並びに項目である。 一次選考:タメか一つ年上、身長173㎝以上、東大京大一橋(早慶は内部上がりじゃなければ可)、黒髪ストレート(パーマNG)、荷物少ない(手ぶらであれば加点、リュッ

    • 本物になりたい

      「人でもモノでも、本物はもの欲しそうな顔をしていない」 私の大好きな白洲正子の言葉だ。 人様を本物かどうかなんて見極めるほどの審美眼を携えているわけではないが、嫌いなものははっきりしている、そんな厄介な人間が私だ。 祖母に「あんたは悪口は言うけどお世辞は言わないね。」と言われたことがある。真正面からのdisりともとれるが、私の性格をこれほど言い表した言葉はない。 「相手に自分の思惑が見破られるのが恥ずかしい」って感覚をもつのは果たして普通なのだろうか。私はずっとこの感覚と付

      • ブスは黙って教祖を目指せ

        「美人になりたい」 多くの女性が思っていることだろう。私自身も中学から自分の顔面に悩まされ、現在でも容姿コンプレックスから抜け出せていない。東京に住んでいると、目を見張るような美人がごろごろいる。表参道に行くから気合いを入れようとせっかくおしゃれをしていっても、日が暮れるころには自分を鏡で見るとひどくくすんで見える。少ない小遣いの中から買ったデパコスで作った顔面も、前日から考えていたコーデも、全てが無意味でチープな二流品のように思えてくる。「やっぱり美人には敵わないよな」そん

        • 女に生まれて

          19の時に新宿の飲み屋で働き始めた。店の女の子の中で一番若く、一番未熟だった。自分でも私の若さは武器になることがわかっていたから、何をしても帳消しになるような感覚で働いていたんだと思う。実際、ビールの栓が抜けなくても、「おかわり」と言われて何を飲んだか覚えていなくても、ウーロンハイを頼まれてウーロン茶とウイスキーを割ったものを出してしまっても、一度も嫌な顔をされたことはなかった。「かわいい」「綺麗」といった客の誉めそやす言葉を受け、照れ臭そうにしながらも女であることの特権と少

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        M女のプライド

          ジャケ買いができないZ世代

          「ジャケ買い」 -レコード・CD・本などのカバーの印象が気に入って買うことを指す。 Z世代はコスパを重視するというのは広く知られている。御年22歳。2001年生まれの正真正銘Z世代な私ももれなくこの特徴に当てはまる。インスタから行きたい場所を決める。レストランは食べログの評価で決める。もはやスマホがないとどこに行けばいいかも何を買えばいいかもわからなくなった。万人が良いというものだけを摂取し、無駄なお金を使うことを防ぎ、コスパよく人生を送ることを重視してきた。しかしそんな私

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          一億総加害者社会

          ジャニー喜多川の性加害問題は間違いなく日本のエンターテイメントに残る汚点となった。権力と忖度によって蓄積された膿が今一度に流れ出ている。しかし日本国民にその膿を批判する資格はない。私たちは皆一様にこの問題の加害者であるからだ。 2003年に東京高裁はジャニー喜多川が性加害を行っていることを認定した。しかし国内メディアの忖度により、大きく報道はなされなかった。「告発した者が損をする」という感覚が被害者の口を封じ、長年ジャニー喜多川を野放しにしてきた。しかし事を肥大化させたのは

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          男の身長と器のでかさは比例する

          男社会ではまず相手の身長でランクが決まる。相手が自分よりいい大学を出ていても、自分の方が身長が高ければ男は一時の優越感に浸れるのだ。「170cm以下の男には人権がない」と言って炎上した人がいたが、あれはあながち間違いではないと思う。ただ、低身長男性に人権を与えないのは我々女性ではなく、高身長男性であるという点で私の理解とは異なっている。低身長男性は高身長男性より劣位に置かれるという自然界の摂理を、彼らは受け入れていた、というより受け入れるほかなかった。しかし、人権を与えてもら

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          高3の私がメモに書き残していた思春期の鬱憤②

          2019年5月19日 私は処女、経験はまだない。 いつまでこの無限地獄が続くのだろう。高校生なんて、一番微妙なお年頃だ。遊びでするには若すぎるし、真剣な付き合いをするにも若すぎる。高校生はどうやって大人のようにカジュアルにセックスを楽しめばいいのか。パッと飲んでパッとやって次の日からも普通に過ごす、そんな関係はそうないだろう。セックスなんて古代大昔から人間がやってきたことで、済ませたからと言っていばれるものではない。何を考えているのか、あの発情期の猿たちは。 2023年8月

          高3の私がメモに書き残していた思春期の鬱憤②

          高3の私がメモに書き残していた思春期の鬱憤

          大綱加勢と汁男優 2019年5月16日 運動会。それはわたしが最も嫌いな行事。応援練習も競技練も好きではない。むしろ嫌い。大嫌いだと思う。運動会が好きな人とわたしは昔から相容れない。体育会系と文系という枠を超えて、そもそもその日一瞬の勝ち負けに全力を出せる人とは根本的に人生に求めるものが違うのだろう。 つまらないつまらないと思って競技の説明を聞いていだが、一見引っかかることがあった。わたしは綱引きをするのだが、どうやら大綱加勢というものがあるらしい。綱引きではない人が後ろ

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          目が悪い女はキャリーになれない

          メガネ女子という言葉は流行って久しいが、これは一定の度数を超えるとこの呼称を与えてもらえなくなる。視力Dの私の方が、Bごときの女よりよっぽどメガネ女子なのに、分厚いレンズを通して、中の視界はゆがみ、目が通常時よりも小さく見えている私は、かわいげのないただの眼鏡所持者だ。 眼鏡所持者の一日はまずメガネを探すことから始まり、コンタクトを外して終了する。もしもあなたがこの生活に共感を覚えるのなら、もうSATCのキャリーに憧れるのはやめなさい。 SATCの見どころは彼女たちの華麗な

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