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男の身長と器のでかさは比例する

男社会ではまず相手の身長でランクが決まる。相手が自分よりいい大学を出ていても、自分の方が身長が高ければ男は一時の優越感に浸れるのだ。「170cm以下の男には人権がない」と言って炎上した人がいたが、あれはあながち間違いではないと思う。ただ、低身長男性に人権を与えないのは我々女性ではなく、高身長男性であるという点で私の理解とは異なっている。低身長男性は高身長男性より劣位に置かれるという自然界の摂理を、彼らは受け入れていた、というより受け入れるほかなかった。しかし、人権を与えてもらえないのは女性のせいであるという対象のすり替えがたぬかなさんの発言によって行われ、なおかつ彼女が低身長女性であるということも相まり、低身長男性のプライドはズタボロに引き裂かれた。自分ではブスとわかっていても、他人に言われると殺してやりたくなる、そんな心理が働いたに違いない。

低身長男性が劣等感を感じるのは高身長男性とともにいるときだ。私たち女性が彼らを表立ってけなすことはほとんどないが、高身長男性は、はなから彼らを自分よりも下位に置く傾向がある。男同士の関係上、低身長はどう頑張っても強みに変えられない。耐えられず高身長男性の前で自虐に走った者も多くいるだろう。低身長男性が身長に囚われずに生きるには、財力という新たな武器を備えなければならない。財界の成功者に低身長が多いのもそれゆえだろう。もしも前○社長や孫○義が身長180cmに生まれていたら、日本の未来は変わっていたかもしれない。

彼らのような勝ち組はさておき、普通の低身長男性には欠けている者が一つある。余裕だ。高身長男性に劣等感を抱き、高身長女性には見下ろされ(物理的&精神的に)、同族だと思っていた低身長女性は高身長男性と結ばれる。これらはすべて彼らの主観であり、実際に見下されているかどうかは関係ない。彼らは彼らの世界の中で自らを劣位に多き、自己肯定感は少しずつ削がれていくのだ。結果、他人からの批判に敏感になる器の小さい男が出来上がる。そしてこのような男は、自分の方が立場が上だと感じた相手にはとことん上から行くのである。私は高校生の頃は数多くの低身長男性から冷遇された。それは私が身長165cmと高身長の部類でありつつも、学生という圧倒的未熟者の要素も持ち合わせていたからであろう。小さい犬ほどよく吠える、とはよくいったもので、彼らの中にたまっていたルサンチマンはJKであった私に容赦なくぶつけられた。現在22歳、見ようによっては25ぐらいにも見える老け顔の私は、もう初対面の男性からあからさまに雑な対応をされることもなくなった。しかし彼らの対応の変化がより、私に低身長男性=卑屈という印象を与えた。
低身長男性の器が高身長男性に比べて小さいと感じるのは、彼らが他人の目を批判的に捉えてしまうがゆえに余裕がなく、かつすべての業を己の身長に負わせている点にある。自分が女性にもてないのは、人生がうまくいかないのは、身長が低いからだ。積年の恨みにより形作られた彼らの器は、たとえシークレットブーツを履いても大きくならないだろう。


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