見出し画像

保育・保育士に必要なもの


保育士として約8年ほど正規・パートで働き。
そして起業して保育事業の施設長となって。
大阪・千葉・三重といろんな地域で保育士として働いて。
そして保育園に子どもを預ける母親となって。

保育・保育士に必要・大事だと思うこと。
※最初に言っておきますが、私の個人的な考えです。


【あたたかく豊かな人間性・寄り添う力】


何よりも、人対人の仕事。子どもを保育することはもちろん、親のフォローも大事な保育士の仕事。
だからこそ、子ども・保護者と関わる保育士があたたかい人柄で個々に寄りそう人柄であることが一番大事だと思います。
これは保育の現場で一番実感してきたこと。
一年目の保育士でも、何十年やってる保育士でも、結局これがあるかどうかで子どもと保護者からの評価も変わってくるかと。
当たり前なことだと私は思うのですが、、、当たり前じゃないなと実感します。
だからこそ、treecoverの保育士スタッフは保育士年数もそれぞれで経験豊富な保育士がいたり、若い保育士がいるなか、全員それぞれが個性がありながらもあたたかい人柄で、それぞれの得意不得意を補い合って働けるからこそ子どもや保護者にとってもあたたかい場所と思ってもらえるんだと改めて感じました。

【演じる力・メリハリ】

どの職業でも「演じる」ことは大事だと思います。
特に保育士はいろんな意味で演じることが必要かなと。
保育士がよく言われるのが「子育てのプロ」「保育士は子育てが上手」。
いいえ、全く別物です!!!!笑
(子どもの発達、そして年齢や発達に応じた適切な関わり方、声掛けの知識や経験があるのは子育てにおいてとてもありがたいと思いますが。)
家では保育士ではなくてママ、パパです。
保育士は仕事であり、保育のプロです。
「子育て」と「保育」の違いは
子育て=「私生活」・保育=「専門性のある仕事」であること。
家でも、私生活でも保育士してたら私は多分爆発します。笑

命を預かっている・目を離せない、その中でたくさんの子どもを見る緊張感、保育士も人間だから腹が立つことも、ストレスを抱えることも。
でも、保育士をプロとして演じることで保育士としての自分が保てたり、その中で知識や経験、専門性を生かし、自分の個性や、子どもや保護者との関わり方、接し方を取り入れることが大切だと私は思っています。
ここをなあなあにしている人ほど、保育士による虐待は起こりうるんじゃないかと思います。(虐待は決して保育士という仕事の大変さや環境やストレスのせいにしてはいけないところ。)
保護者の目の届かない場所だからこそ、まだまだ言葉や知識・発達が未熟な子ども相手だからこそ、保育する保育士がメリハリをつけ、保護者も子どもも安心して、日々を過ごせるよう保育をすることが重要だと思います。

【気遣い・協調性】

保育士は少人数などでなければ1人だけでは保育はできません。
1人担任であっても、誰かの手を借りるときは大いにあります。
人間それぞれ、必ず得意不得意があって、好き嫌い、考えや想いがある。
それを互いが尊重しあったり、補い合ったり、支え合ったり、助け合うことが、他の仕事でも必要ですが、特に保育士の仕事は大切です。
そして、一緒に働く人同士、互いの長所やいいところを生かすことで、より良い保育の環境や事業になることもtreecoverでは学びました。

子どもも、保護者も、保育士同士の関係性には敏感です。
子どもが保育生活をのびのびと過ごせたり、保護者が我が子を預けるには保育士のより良い環境や人間関係が大事だからこそ、保育士同士の気遣いや協調性はとても重要なのです。

【保育士が笑顔で生き生きとしていること】


暗い顔をしたり、落ち込んでいたり、苛立っている保育士が子どもと接することと、笑顔で楽しく子どもと接することでは後者の方がいいですよね。
当たり前ですが、保育士も人間だから表情に自然とでてしまうこともあるはず。
だからこそ、「環境」「人間関係」はとても大事。
そして、保育士が生き生きと楽しく働ける、働いていると、必ず子どもの情緒の豊かさにも繋がります。
これはtreecoverで掲げている「ママの笑顔は家族・子どもの笑顔」と同じだと。
子どもはあたたかい環境や豊かな人、表情に包まれて育つべきだと思います。

認可の保育園や幼稚園は施設が大きいからこそ職員も多く、個々の感受性があるからこそ、環境や人間関係を整えるのはなかなか難しいんだなと今まで色んな施設で働いて感じた、学んだことでもあります。(全部の施設がそうではありませんが、、、)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

親や、育った環境が子どもの発育や人生には大きく関係しています。

それぞれ大人、親は全く異なる環境や育ち方、生き方をしてきてるから、知識も、常識も、全く違います。
親の、そのまた親の育て方や環境によって常識や知識、考え方がつくられます。

どんな環境で、どんな人に囲まれて、どんな知識を得て、どんな経験をして育ったかで、そのひとから生まれてくる子どもは変わります。

自分がこの仕事をしていると、いろんな家族、家庭をみます。
地域によっても違います。

ひとりひとり、子どもも大人も事情がある。
保育の現場は、そういう社会の構図がみえるとこでもあると思います。

だからこそ、まだまだ繋がりが大人よりも少ない子どもにとって、親以外の人との繋がりや知識と経験もとても大事だと思います。
子どもはいろんな大人や人と出会って、関わって、いろんな世界を知ったり、知識を得て経験することが大事です。
特に核家族化している今の時代だからこそ。

保育施設はその大事なひとつの"場所"であり、保育士は関わる大事な"人"であります。

だからこそ、保育施設で大事なのは"保育士"="人間性"。

研修も大事だけど、そこが一番保育士育成の学校とか現場に必要だと思います。

施設の規模・研修・カリキュラムこれもたしかに大切。
施設の強み、特色もそれぞれ必要。

でも根本の、
保育士の人間性やあたたかさがなければ子どもにとっていい保育にはなりません。
根本があって生かされる知識や経験、専門性や実技だと思います。

だから、私はtree cover.を、
もちろんプロの保育士として知識や経験を生かして保育をするなかで。
なによりも、ママやパパ・子どもの新しい出会いや居場所・経験ができるような
あたたかい場所であり続けようと思います。

保育士であり、
今の核家族の時代だからこそ、気軽に頼れる・相談できる、昔のおじいちゃんおばあちゃん・近所の人みたいな、なにかあったら頼れる、助けてもらえる存在であるように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?