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読書会

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記事一覧

【師弟読書会】「はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで」 -083

道場にて

夕暮れの山奥にある静かな道場。弟子が『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで 磯崎園子』を片手に持ちながら、師匠と大師匠が座る縁側に近づく。外の風が優しく吹き込み、木々のざわめきが遠くから聞こえてくる。弟子は少し興奮した面持ちである。

弟子:(少し戸惑いながら)師匠、この本を読んで、少し考えさせられました。子供の頃から今まで、自分がどう接してきたか、特に子供に対してどうしていたかを…。

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【読書会】「自分とか、ないから」から生き方を考える

弟子と師匠の読書会

弟子: (ため息をつきながら)師匠、最近ずっと仕事で悩んでいたんですが、どうしても空回りしてしまうんです。何をしても中途半端な気がして、周りにも迷惑をかけてしまって…。

師匠: ほぅ、そんなに悩んでいるのか。仕事がうまくいかない時というのは誰にでもあるものだが、それが続くとなると確かに辛いな。それで、今日は何か心の支えになるような本でも見つけたのか?

弟子: はい、実は最

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【一人読書会】宮本輝『命の器』に学ぶ

【一人読書会】宮本輝『命の器』に学ぶ

Aさん: 今日は宮本輝さんの『命の器』について話し合いたいですね。まず、「父がくれたもの」というテーマについてどう思いますか?
Bさん: そうですね。特に「馬鹿でも何でもいい、とにかく無事に大きくさえなってくれれば結構」という言葉が印象的でした。無条件の愛が伝わってきますね。
Aさん: 本当にそうですね。親の無条件の愛情が子供に与える影響は計り知れません。私も自分の子供には、そのような愛情を持って

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【二人読書会】宮本輝『命の器』

先日、読書会で宮本輝の『命の器』について語り合いました。私たちは本書の中で描かれる人間の本質と成長について深く共感し、子どもに対する思いについても話し合いました。以下は、その読書会の会話をまとめたものです。

師:宮本輝の『命の器』は、本を通じて人間を作り上げることの大切さを教えてくれますね。特に彼の思い出の十冊が印象的です。

弟子:はい、ドストエフスキーの『貧しき人々』、カミュの『異邦人』など

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【師匠と弟子の読書会】「コロナ禍と出会い直す 磯野真穂」本を読んで口惜しさがにじみ出る

師匠と弟子の読書会

弟子: 師匠、今日もこの読書会に参加できて感謝しています。しかし、今日取り上げる「コロナ禍と出会い直す」について、何とも言えない悔しさが胸に残っていて…どう言葉にすれば良いのか…。

師匠: うむ、弟子よ。その感情、よく分かる。私も同じだ。この本を読んで、コロナ禍で我々が経験した社会の混乱や不確実性、それに対する無力感が何度も思い起こされた。私たちがあの時に抱いた不安と恐怖、

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読書会『錦繍 宮本輝』

弟子:「師匠、お忙しいところすみません。実は、宮本輝の『錦繍』を読み終わったんです。この本を読んで、自分の人生を振り返る機会になりました。特に、手紙という形だからこそ伝わる心の機微が、心に深く響いたんです。そこで、今日はこの本について師匠と一緒に話し合いたくて…」

師匠:「そうか、『錦繍』を読んだんだね。宮本輝は人間の本質を深く掘り下げる作家だから、読む者に強い影響を与えることが多い。手紙の形式

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読書会「錦繍」師匠と弟子と友と

導入シーン

弟子:「さて、今日は久しぶりに読書会だね。前回話した『錦繍』について、今日はさらに深く語り合いたいと思ってるんだ。友も参加してくれるし、楽しい会になる予感がしてるよ!」

弟子の友:「そうそう、僕も久しぶりの読書会でワクワクしてるよ!どんな話が出てくるのか、今から楽しみだね。」

弟子:「それじゃあ早速始めようか。あ、師匠もいらっしゃったんですね!なんだか心強いです。今日も一緒にお話

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