現実おばけ
月の明かりがわたしの頬を照らすとき
たくさんの歓びと後悔押し寄せてくるのだ
わたしが生まれたときこの海は少し広くなったらしい
異国の街ではどんな音楽が鳴り響いているのだろうか
この街では朝まで踊ってゐるひとはごく少ない気がするな
愛しいものが多いからからまた朝を待ってるけれど
生きることと暮らすことは違うと最近思つてゐる
とまれ 歓びが今日にとまる
わたしが昨日使っていたまくらは今も未だ夢を見ている
だからじゃないがわたしも眠りにつくことにしてしまおうと想つたのだ
周りの人は夜な夜な来たるあの怪物に怯えている
あなたも眠れないのか
わたしも眠れないよ
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