能登半島震災復興チャリティ企画|カレーレシピチャリティ販売&カレーイベントやります!
2024年、正月の能登半島地震。
カレー三兄弟の次男は実家の金沢に帰省中、被災しました。
次男は無事だったものの、親戚の家は倒壊してしまったり被害が甚大だったということが時間の経過とともに判明。
今までの経験上、地震直後はみんな被災地を意識しているものの、それはずっとは続くものではない、という思いがありました。
被災地の復興はずっと続きます。
どうしたら風化せずに支援を続けられるか、カレー三兄弟ならではの支援の仕方を考えた結果、能登の特産品「いしる」を使ったカレーのレシピを販売することにしました。
全国の人がいつでも、どこでも購入できて、我々は売り上げ金を全額寄付できて、レシピ購入者は「いしる」を買うことで被災地支援ができて、おいしいカレーが家で食べられる…え?最高じゃない?
そのへんの話もPodcastで話しています。是非お聴きください。
「いしる」とは?
「いしる」とは魚介の身や内臓を塩漬けし、熟成したエキスを調味料としたもので魚醤油のこと。
イカを使った「いしり」、いわしやサバなどを主な原料とする「いしる」がありますが、ざっくりと「いしる」の名称で親しまれています。
醤油は穀物を塩と糀で発酵させたものですが、いしるは、大豆・小麦を使用していません。なのに、ちゃんと醤油。
塩と魚介類しか使っていないので、香りはかなりの魚介フレーバー。
「いしり」はイカの内臓に含まれる消化酵素がたんぱく質を分解してうま味成分のアミノ酸に変えるという、塩に漬けられたイカがイカ自身を美味しくするというミラクルな製造工程なのです。
イカを使った「いしり」には、旨みを構成する成分である「総遊離アミノ酸」が多く含まれており、特にそれらを組成する成分の中でも酸味が出る成分である「アスパラギン」や、甘み成分である「グリシン」血圧降下作用がある「タウリン」などが非常に多く含まれています。
数値で測ると醤油や穀物醤油、海外の魚醤に比べ、旨味成分のアミノ酸が世界の魚醤よりも多く含まれていたそうです。
しかも、塩分にも強い乳酸菌が生長し乳酸発酵もしていて、さらに抗酸化成分を豊富に含む、という腸活・美容オタクが狂喜しそうな成分も。
知れば知るほど、魅力的な「いしる」。
そんないしるを使って、カレー三兄弟がそれぞれレシピを作りました。
今は、蔵の倒壊などで、いしるの供給が止まっていますが、このレシピでいしるを知ってくれたあなた。
販売が再開された際には「能登のいしる」を購入して、またこのカレーを作って食べてください!
「いしるカレー」 3つのチャリティレシピ。
長男作 |いしるを使った肉そぼろ風NOTOカレー
いしる以外はスーパーに並んでいるであろう材料だけで作れる構成にしています。熱源や調理器具などにもよりますが、玉ねぎを炒め始めてから20分ちょっとあれば出来上がります。気軽に作ってみていただきたいです。
材料には、海苔、おから、トマト、大葉、を含みます。
意味わかりますか?
海苔(Nori)、おから(Okara)、トマト(Tomato)、大葉(Ooba)、ローマ字表記した頭文字を
並べると……、そう! NOTO(能登)になります。
次男作 |いしり親子丼カレー
「いしる(いしり)」は、世界に類を見ない能登にしかない、イカを使った魚醤です。その香りをかぐと、牡蠣から作るオイスターソースのように、イカから作ったソースのようにも感じられます。
第一に考えたのが、この独特な風味には卵が合うな、ということ。
そして、第二に、魚醤といえばタイのナンプラーが思いつき、タイの卵カレーであるパッポンカリーに発想を得ました。
第三に、自分のルーツである能登には、少年時代の思い出がたくさんあります。
父の故郷、夏休みの時間、懐かしい香り、そういったノスタルジーな思いから、これからを包括する「親子丼」を作ることにしました。
「いしる(いしり)」を通して、能登の味が多くの方の思い出に刻まれますように。
三男作 |いしるのニラ玉?キーマカレー
いしるとニラってキーマで絶対合うなー、揚げる感じのカリッとした目玉焼きを載せたらガパオっぽくていいなー、と思った2時間後によく考えたらこれってニラ玉じゃん!ってなりました。
いしる以外はスーパーで準備できるぴょん。
レシピの購入はこちら
上記3つのレシピは、PDFデータで一括ダウンロードできます。
また、レシピだけじゃなくもう少し支援できるわ…!という方は、こちらからもお気持ち上乗せ支援ができます。
【イベント】 能登半島震災復興チャリティカレー
カレー三兄弟が能登の特産品「いしる」を使ったカレーを振る舞います。
チャリティカレーなので、カレーの料金は《 ¥おまかせ(寄付の気持ち)》です。
日時:3月17日(日)12時〜18時
場所:CHANCE THE CURRY
住所:東京都世田谷区経堂1-18-11 山田ビル2F
レシピ・イベント収益の寄付先
能登半島地震の復興支援で食事・給食の提供をされている団体の「北陸チャリティーレストラン」へ収益を全て寄付いたします。
最新の活動は、Instagram・Facebookで更新されていますので、是非チェックしてみてください。
2016年の熊本地震発生時から復興支援を続けているチームで、今回の能登半島地震の復興支援でも活動されています。
七尾市のシェフメンバーは全く店が使えず、中能登町のシェフメンバーは店を再開したけれどお客さんが少ないという状況の中での活動です。
現地に行っての支援が難しい今、「カレー」という食体験を通じて皆様から支援いただいた寄付金は、被災地の皆さんの体と心を温める食体験に昇華されるはず!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?