仕事を辞めます。
職場に着くまであと数十分。
私は今から、ロッカーの私物を取りに行く。
履き替え用の靴も持ち帰る。
なぜなら仕事を辞めるからだ。
異動して初めての出勤日。
悪い意味で驚くことしか出来なかった。
上司にタメ口で話す社員、
それを許容し全てにおいて適当な上司、
恋人の同期と男性陣にだけ優しい社員、
先輩にいじられてヘラヘラしてる同期、
同期が質問しても目も合わせてくれない社員、
同期を仲間はずれにして派閥を作る社員。
こんなのどこにでもあるのかもしれない。
どんな環境に行ったって同じかもしれない。
でもそれを我慢しようと考えられるほどのメリットも、この会社にはない。
元から転職を考えようと思っていた身としては、最高のタイミングだったのかもしれない。
この先、辞めた先なんて何も決まってない。
そんな何も無い、怖い所に行きたいと思うほど、ここにはいていけないという心の中の自分が叫んでいる。
この道が、最善だと思えるように、
辞めると決めた私を未来の私が責めることがないように、
歩んでいかなければいけない。
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