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今年のnoteを振り返る

今年もあと1週間。はや、年の瀬。
ということで1年間を振り返るのに良い時期。

自分の過去を振り返って改めて自分を見つめなおすのは、自分を大事にすることだと思うから、この機に今年1年間の自分のnote活動を振り返ってみよう。


今年は毎週ごとにきっちり1つの投稿を続けて、先週までに51記事を投稿。

それらの記事の中から、なんとなく思いついた5つのテーマに対応する記事がどれだったか、考えてみた。(必ずしも気に入っているトップ5というわけではないが)

【5つのテーマに対応する記事】

(1) 20才の自分に読ませたい記事

22年5/21 『「庭を借りる文化」から浮かび上がるドイツ人の幸せのかたち』

やっぱりこれかなー。幸せのある社会ってどんなものだろう?について書いた記事。

要すると「豊かな人間関係」「心地よい自然」「今この瞬間を楽しむ時間」「自分も社会の一員だという実感」「社会の役に立っているという感覚」といった要素を挙げている。

「人が幸せに生きるには何が重要か?」「理想の社会って?」といった極めて初歩的だけど重要な問いについての答えが、若い自分には見当がつかなくて、自分なりの答えを探していた。

コロナを経た今でこそ、こういったテーマについてヒントになる本やネット記事は容易に見つかるけれど、今から30年ほど前のバブル時代の匂いが色濃く残る当時には、そんなことを考える足掛かりすら見つからなくて苦労した。

(2) 年をとってから改めて読みたい記事

22年9/17 『じゃあベジタリアンは「いただきます」って言わないよね』

日本人にとっての「いのち」の考え方と、ドイツ人にとっての「いのち」の考え方が、実は根本的に違っていると思う、という記事。日本人にとっては、いのちがあると感じる対象はとても広いけれど、ドイツ人にとっては、理性を持っていたり共感できる対象に限られる、といった違いがあるのでは。

この記事を改めて読んでいると、例えば『なぜいのちは大事にしなければいけないの?という子どもの問いに対して、あなたはどう答えるでしょうか』といった、正解の答えが決まっていないオープンクエスチョンが次々に浮かんでくる。

そんな自分が年をとると「いのち」についてどう考えるようになるのだろうか?

(3) 全然知らなかった発見の記事

22年2/18 『歌う氷』

これまで60ヵ国くらい旅行してきて、紀行の本を読んだり、旅の番組みたりして。そしたら世界の中で全然知らなかったなんてことは、そんなに残ってないだろうって思ってたところもあったけど・・・

でも、全然知らなかった。氷ってこんな音を奏でることを

まだまだローカルの人しか知らないことって、やっぱり世界には残っているもんだ。

(4) 一番多くのコメントを頂いた記事

22年8/27 『結婚とパートナー関係の間で揺れるドイツ人たち』

現時点でコメントの数が32件で最多。

この投稿の元ネタのメモは僅か200文字程度。『80歳で付き合い始めた相手も「ボーイフレンド」「ガールフレンド」と呼ぶ』といった簡単なメモだった。

そこへ至る前提を書いているうちに、4000文字以上に膨らんだ。というのも、ドイツでは結婚にまつわる感覚や実際の習慣が、日本とかなり違っている。彼ら/彼女らは、一般的にもっと柔軟に捉えているように見える。その前提となる感覚や習慣について周りのドイツ人たちのことを書き始めたら、どんどん説明が長くなっていった。

みなさんからいただいたコメントで印象に残ったことの一つが、日本社会で生きることについて、例えば受験勉強や就職、結婚、子育て、定年までの間、一直線に進んで行き、曲がることや立ち止まることが許されなくて窮屈だと感じている趣旨のコメントだった。

(5) 一番没頭して書き上げた記事

22年2/26 『あるウクライナ人との交流について

僕はいつも記事を書くときは、もともと書いてためておいたメモをベースに肉付けして書き上げる。

でもこの投稿は、ゼロベースから昔を思い出しながら書き始めて、5千字超まであっという間に一気に書き上げた。書いた後の校正も殆ど無し。神がかり的に書き上げて、そして普段の自分の作風と一線を画した文体。もう、こういう記事は二度と書ける気がしない。

という感じで、5つのテーマに沿って自分の記事を選んでみた。

改めて思ったのが、書いた記事に対しての皆様からのコメントを読ませてもらって、もう一度考えて。そうすると、共感したり、または全然違う視点が得られたり。もしくは自分の考えを一歩進めてみたくなったり。

ということで、やっぱりコメントのやり取りも含めてのnoteの作品だと改めて感じた。

コメントをくださったみなさん、この場をお借りして改めてお礼申し上げます


さて、あとは最後に今年の投稿のうちnote編集部から「今日の注目記事」に選んでもらった5つの記事を並べておこう。

【「今日の注目記事」に選ばれた5つの記事】

(1) 22年12/17 『世界を豊かに彩るサンタさんたち』

先週投稿した記事。サンタさんの色はコカ・コーラの鮮やかな赤色だけとちゃうで~、という内容。

僕が会社でやらかしてしまったアレコレに頂いたコメントが多かった。

(2) 22年10/29 『知らんがな~』

ドイツ人たちから聞かれた日本に関する素朴な疑問から7選。日本語にまつわる疑問が多かった。

この記事に書いた内容は他愛もないことばかりだけど、いただいたコメントの尋常ではないレベルの高さときたら。海外在住者もしくは海外在住経験者からいただいたコメントも多かった・・・ドイツ・フランス・イギリス・チェコ・ヨルダン・カナダ他・イタリア。

(3) 22年9/24 『ドイツビールまとめ』

世界のいろんなお酒を飲んだ中で、ビールって総合的にみて本当によくできていると思う。

特別な飲み物ではないかも知れないけれど、生活の一部としてとても馴染みやすい。特にドイツビールは、飽きがこなくていいね。

(4) 22年6/4 『ドイツ企業の自然あふれる社会貢献』

ひそかに僕として今年一番気に入っている記事の一つ。

近年は企業による持続可能な社会への貢献だとかが声高に叫ばれていて、それはそれで良いと思っている。でも、「なぜ営利企業が社会へ貢献する必要があるの?」という問いに、きっちり自分の言葉で言語化して答えている意見って目にしたことがなくて、この記事にずっと昔から考えていた自分の見方を書いてみた。

その一方で、小難しい話はさておいて、写真を見ることで「企業の社会貢献って、いいなあ~」と感じてもらえれば・・という内容も盛り込んだ。

(5) 22年5/14 『この世の楽園 ~庭を借りる文化 in ドイツ』

実は「今日の注目記事」って、少なくとも2パターンある様子。

①スマホのアプリでいえば、下部にある「みつける」から入って「今日の注目記事」として表示されるもの。一番目につく。
②そこには表示されないけれど、マガジンの「今日の注目記事」を開けると表示されるもの。

今回の5つの記事の中で、この記事だけは①の一番目につくところに表示されるパターンだった。

あと、この記事を通じて、クラインガルテンを研究している専門家の人と繋がって貴重なご縁ができたのが嬉しかった。

おわりに

ということで、今年の記事をざっと振り返ってみた。

僕の投稿の文字数はだいたい4000文字台の投稿が多い。そんな長い文章をいつも読んでくださった皆様、本当にありがとうござます。・・ホント長いやんね、いつも。

クリスマスにちなんでキリスト教カトリック総本山であるバチカン・サンピエトロ大聖堂の天井の写真を

さて、今年のみなさんのnote活動は如何だったでしょうか。

そしてどんなテーマや視点で、自分で書いた記事を振り返ってみたいでしょうか。

by 世界の人に聞いてみた

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