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理念を軸に生まれるCUCグループのカルチャーとは【v.05 特別対談】

2023年10月、私たちCUCグループは創刊2回目となる「サステナビリティレポート」を発表しました。

本レポートをより手軽にわかりやすく知っていただくために、レポートの見どころをシリーズでご紹介しています。

今回は第5回目。CUCグループで活躍中の3名による特別対談です。医療専門職からビジネス職まで、さまざまな職種が集まるCUCグループ。私たちのカルチャーについて、役割も年齢も異なるそれぞれの視点で語り合ってもらいました。

【対談対象者プロフィール】
久能 伸太郎(くのう・しんたろう)

株式会社シーユーシー 透析事業部
臨床工学技士として病院・透析クリニックにて勤務後、2021年CUCへ中途入社。現在は透析事業部で業務適正化や人材育成を企画し支援先の透析クリニックを内外からサポートする。
大石香織(おおいし・かおり)
株式会社シーユーシー・ホスピス
経営企画部 兼 開発部 2022年CUCへ新卒入社。入社1年目の秋よりグループ会社であるCUCホスピスに出向し、経営企画策定や施設の新規開設計画の立案、実行管理などを担当する。
桑木 晋(くわき・すすむ)
株式会社シーユーシー 病院事業部 Executive Medical Adviser
病院・コンサルティングファームの勤務を経て、2021年CUCの病院事業部に医師兼コンサルタントとして参画。病院の経営支援・再生支援に携わる。
理念は、多様な価値観を繋ぐ重要な存在。


ー CUCらしいカルチャーとは何だと思いますか?

(大石)私は現在、ホスピス事業の企画担当をしていますが、「患者様の笑顔が見たい」という感情的な思考と、ビジネスを成長させるための論理的な思考の両立を目指すのが私たちのカルチャーなんだな、と感じます。

CUCグループでは、患者様に直接サービスを 届ける医療専門職と、本部やバックオフィスから事業の仕組みを支えるビジネス職が、一つの組織の中で密に連携してサービスを生み出しています。バックグラウンドが異なる人たちが集まった組織なのに「良い医療を患者様に届けたい」という根っこにある想いがみんなブレないのが、すごい。 ただ、想いがあるからこそ、ぶつかって議論になることもありますよね。

(桑木)それぞれの立場や役割の「正義」がある からこそ、お互いをどう尊重するか、難しさがありますよね。ことさら医療は人の命に近い仕事。
そこで働く一人ひとりは責任感が強いからこそ、 お互いの正義がぶつかりやすい構造とも言える。 ここに医療業界の難しさがある一方で、やりがい もあると思います。

(久能)僕は臨床工学技師として医療現場を長く経験した後、CUCに転職し医療機関をバックオフィスから支えるビジネス職に転向しました。だから、医療専門職とビジネス職の双方の気持ちがよくわかります。
一つのトラブル解決を例にしても、現場の医療専門職とビジネス職では、課題の受け取り方が違うので、意見が擦り合わないこともある。だからこそ、現場で膝を突き合わせて、患者様にとってのベストは何か、という共通の目的のもとで対話を重ねることが、ベストな課題解決策を生み出す方法だと思います。

(桑木)医療専門職とビジネス職が共通言語を持って会話できるという意味で、私たちの理念で あるCUC Partners Philosophyが浸透する価値は大きいと思います。

理念を口癖にして、 日々の行動を変える。


ー CUC Partners Philosophyをどのように捉えていますか?

(桑木)僕が医療機関の経営支援に臨むときはいつも理念を軸に会話をしています。医療経営にはいろんな職種や背景の人が関わる。多様性に富んだ組織だからこそ、共通言語や判断基準を揃 えながら議論しないとチームがまとまらない。多様性の中に一本の軸を通す存在が、理念だと思います。

(久能)大事な存在だからこそ、もっと身近に感じられるようにしたいんですが、「水戸黄門の印籠」 のように理念を崇高なものと捉えている人もいま すよね。なので僕はあえて「理念をネタに笑いをとる」ことをやってます。  「『上下』ではなく『ひとつのチーム』として手を重ねる。」というWay(私たちの歩み方)に絡めて 「いまの話、上下だったね~(笑)」とか。日常的に言葉に出していくと、理念との距離が縮まって、 チームの思考や行動が変わってくる。なので、僕はこれからも意識的にネタにしますよ!

(大石)確かに口癖のようにWayを語る人、社内に増えていますよね。知らず知らずのうちに、意識しているかも(笑)

一人ひとり違う変化の起こしかた

ー CUCのキーワードである「変化」についてどう お考えですか?

(久能)医療業界は変化を嫌う、って一般的に言われていると思うんですけど、僕はそんなことはないと思います。課題に対してどうしたらいいのかわからなくて、変わり方を知りたい、きっかけが欲しいっていう人が多いと感じます。
ご支援先のクリニックで医療専門職の方々と会話していても、特に20~30代のスタッフ達は 「今のままじゃまずい」と声をあげてくれます。診療報酬のマイナス改定や物品費用の高騰という現状を前に、将来への危機感が高まっているのだと思います。

だから僕たちは、変わるきっかけをつくって、少しだけ背中を押したり、引っ張ったりする。きっかけがあれば、医療現場も一気に変化していくという感覚があります。もちろん、そのために自分自身が常に変化していかなきゃいけないっていう気概は必要ですけどね。

(桑木)僕は、CUCの仕事は変化によって「差分」 を生み出す仕事だと思っています。そして、大きな変化を生むためには、誰かが前を進まなきゃいけ ないときもある。経営支援で新しい病院に関わるとき、僕は医療者にサービスの「質×量」を大事にしてほしいと話すんです。ひとりの患者様に届ける 医療の質はもちろん大事だけど、量を増やさないと提供価値や範囲は大きくならない。だから量を増やす方法をみんなで考えよう、と声をかけ続けます。量を増やすには工夫が必要なので必ず変化が起きる。それが最終的に収益につながり、スタッフのためにもなるんです。

(大石) CUCには社名の由来である「変わるまで、 変える(Change Until Change)」という言葉がありますが、私はこの言葉を「成果がでるまでやり切ること」と受け取っています。担当している新規施設開設の仕事は、基本戦略を立てた後に微調整を繰り返していくんですが、中途半端なPDCAだと戦略がうやむやになってしまいます。 中途半端は嫌なので、責任を持って最後までやり切りたいと思っています。「変わるまで、変える」 はすごく馴染む言葉ですね。


医療という希望の先にある笑顔を目指して


ー これから力を入れていきたいテーマは?

(桑木)僕は40代半ばになる身として、次の世代への知識の伝達とそれに伴う組織づくりに関心があります。後進を育てることで、CUCの可能性をもっと拡げたい。

(大石)私は、何をおいても新規施設開設をやり切ることです。今年度7件の開設予定があり、やることは盛り沢山。私が開設候補地を選定する役割を持っているので、止まる訳にはいかない。 この仕事が落ち着いたら、開設後の安定運用プロセスにも関わっていきたいと思います。

(久能)僕は少し抽象的ですが、医療現場に笑顔を増やしたい。今の医療現場は、人手不足だったり、 診療報酬が年々下がって対応に追われていたり、 明るい話題が少ないんです。こんなときこそ僕たちが笑顔を忘れないでいることが大切だと思います。
医療現場のために何ができるのかを考え、一つひとつ変化を創っていくことで、「一緒に仕事 できてよかった」と笑ってもらうこと。その先に「医療という希望を創る。」が実現した未来があって、 たくさんの「笑顔」が溢れているはず。患者様、医療従事者の笑顔をたくさん生み出すことで、社会の希望が創れるんじゃないかなって思います。

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