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VR空間「comony」でイベントをするときに意識したこと

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この記事では以下のことを書きました。
・VR空間を体験できるアプリ「comony」とは何か
・comonyを使ったイベントの紹介と今後の展開
・企画、運営の注意点

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今回はラストマイルワークス株式会社様のVR空間「comony」という空間を使いイベントをしました。これを読んでいる方に、comonyを知っている方はどれくらいいるのでしょうか。おそらく少数かなと思うのですが...これめちゃくちゃ面白いアプリでした。

それでは本題を書いていきます。

運営したイベントについてはこちら。

VR空間「comony」について

「comony」とは、ラストマイルワークス株式会社様が提供する、「いつでも、どこでも、誰とでも空間や体験を共有できるVR空間共有プラットフォーム」です。誰でも簡単にバーチャル空間にアクセスできるアプリ。空間の再現性がとても高く、Oculusを使えばもうほぼ本物?って感じの感動が味わえます。ちなみにOculusがなくてもPCから入室が可能で、それでも十分にクオリティの高い空間を味わうことができます。(詳細は公式サイトにて!)

使い方も簡単。HPから会員登録をした後、アプリをダウンロードするだけ。

スクリーンショット 2021-01-17 14.24.05

(↑公式サイトより抜粋)

強いて難点をいうなら、このアプリがまあまあ重くてダウンロードに時間がかかることでしょうか。また、携帯やタブレット版は未だ対応しておらず、PCのみインストール可能です。

スクリーンショット 2021-01-17 14.33.18

入室する際は、このような感じのアバターを1体選んで入室します。画面左にある「視点変更」で1人称、3人称、俯瞰モードが選べます。また、VR内で会話も可能です。

◆空間について

神社空間の様子です。鳥居から手水、境内までかなりのクオリティで再現されています。

神社以外では、他にもこんな空間が選択できます。サクラダファミリアとか行ってみたいですね。(公式アプリより抜粋)

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◆VR空間 comony内でできることをまとめるとこんな感じ◆

会員登録無料で現実に近いリアルなVR空間を体験可能(視覚的な感動)
・VR内で会話、交流できる(交流要素)
・アバターを自分で自由に動かせる(操作をすることによる没入感)

運営側面から見る注意点

スクリーンショット 2021-01-14 21.54.29

実際に運営したイベントについてはこちらに書いていますのでご確認ください!

運営視点から、下記の点を注意すればイベントがやりやすいと思いました。

イベント注意事項一覧
・comonyのダウンロードが重いため、事前に参加者にダウンロードを促し、参加手順を案内しておく。

・会場内でのチャット機能がないため、参加者向けの全体連絡などは別途手段を設ける必要あり(LINEのオープンチャットとか)

・もし万が一comonyに入れなかった場合のダブルスタンバイ(ZoomやYoutube LIVEで中継するなど)

・当たり前だけどPCの通信環境とメモリ容量については注意。なかなか重い。

・アバターが動いていないなど処理落ちすることがある。また、参加者によっては説明を聞かずにVRに感動してあらゆるところに移動してしまうことがある。が、鉄の意思をもってイベントを進行する(その際、トラブルはチャットで一元化&対応担当を決める。)

・comonyに不具合があった場合はとりあえず退出し、再度ログインしてみる(地味に重要。)

一番は参加者の集合方法に気を配りました。直接comonyへ移動させるのではなく、Zoomに一回集めてからの方がいいです。間違いなく。

というのも、comony内でも会話はできますが、comonyへログインできない場合も想定できます。なので、一度zoomに集合してからcomonyへ移動しました。そうすることで、万が一ログインできない人がいた場合、zoomに残ってもらいながら、運営がcomonyの画面を音声つきで共有して様子をみてもらう、というダブルスタンバイ対応をするためです。ただ、両方開くとPC負荷がかなり重くなるので、comonyへログインできた方はzoomから退出してもらっています。

なお、細かいのですがcomony内にはまだチャット機能が実装されていないため、参加者と細かな進行・問合せ連絡をとるチャットを別途用意した方が吉。今回はFBイベントページにコメントを残す形で用意しました。

終わりに

今回は特別にVR上でイベント空間を作成いただきました。※現在誰でも主催することはできないため、イベント利用時はcomonyへの問合せが必要。

VR空間を使ったイベントは、通信環境やPCメモリなど、どうにもならない点をマネージメントする点では非常に難しいですが、参加者の体験価値的にまだ目新しいものなので、満足度は高まるのではないかと感じます。

イベンターとしては、VR空間をただの現実空間の再現として捉えるとできるアイデアは限られていきますが、VRならではの非現実性(現実の拡張=現実ではできないこともできる。例えば神社の境内の裏に潜る、など)や、VRならではの没入感を生かしたイベントを考えていきたいと思う。

また、comony自体も非常に使いやすく、クオリティも高いため、操作性さえ慣れれば使いやすいかと。これからイベントテックに向けた展開をしていくのか、非常に気になるツールです。最新情報など、適宜シェアしていきたいと思います。

あらためて、comonyについてはこちら

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