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今年の受験生へ(休憩中に読んでみて)

この記事は主に中学3年生に向けてのメッセージです。

夏休みが始まり、世間が浮かれている中、
受験生の君たちは、周囲の誘惑とうまく折り合いをつけ、
自分自身のことを客観視していると思う。

自分の今の立ち位置、目標に向けての道程、今の自分の課題と武器の整理、
夏期講習や合宿など、学校生活がない分、
時間のリソースを自分に投資するまとまった時間が受験生の夏だ。

おそらくワクワク楽しみながら受験生のこの学年を過ごしている人は少数派だろう。
大多数は悩み、疲れ、苦しみ、それでも自分を奮い立たせ、時には緩んで、甘える。
周囲のプレッシャーも多少ならず感じているだろう。

これが現実でもある。

中学3年生の受験は一生に一回しかない。

大学受験は高校3年生のみならず、浪人生も、社会人も年齢・世代に関係なく、
何度でもチャレンジできるが、高校受験に限っては99%中学生のうちに体験するものであろう。

もちろん、早い時期に人生の道標にある程度の光の筋を見つけ、
その道にまっしぐらに猛進するプロの人たちもいる。
プロのアスリート、囲碁・将棋、自営業など、お金を稼ぐ世界だ。

平等という言葉、みんな大嫌いということもなかろう。
当然、場合によっては平等が不公平になることもあろう。

日本の受験制度については、不平等ではあるが、公平である。

興味があれば、中国、韓国、台湾、シンガポールなどの
比較的日本に近い国の受験制度を調べてみるといい。

親のお金次第による不平等はある。
でもお金をかけただけのリターンは大人になってからでないとわからない。

遺伝の要素もある。
短時間で大量に深く理解できる学生がいるや、
かたや時間をかけてもさっぱり理解できないこともある。

一方で、完全実力の世界で、しかも努力により、逆転など日常茶飯事でもある、
これが公平という理由だ。


夏から秋、秋から冬、そして冬から春。
説明会、見学、模試、学校選び、受験申し込み、面談、試験、合格発表。
イベントは目白押しだ。
大変だろう。

イベントは受験生にとっては、壁だ。
そしてその壁を一つ一つ乗り越えた回数と大変さは、
すべてあなた自身を守る鉄壁の砦になる。

こんな時は塾の先生や兄、姉、親が秘書になってもらうといい。
面倒なスケジュール管理は秘書役の人がするといい。

とは言っても、
どんな結果になっても人生どうにかなるし、どうにでもなる。
あなたはあなたの人生を操る運転手。

アクセルもブレーキもハンドリングもギアチェンジもあなたが操作すればいい。

最小限の後悔で最大限の納得を得るかどうかは、今この瞬間のあなたの行動次第だ。

おしまい。

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