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ラジオ体操第二のサブカル感と『チェンソーマン』第2部、そして『ふつうの軽音部』。最近読んでる漫画のどこが素敵か、という話。


ラジオ体操第二のサブカル感

ラジオ体操なら第二だ。密かにそう思っている人は少なくないだろう。

あまりにも有名な第一。第二は、第一が終わってややあったとに、おもむろにはじまる。

第一とは明らかに異なるピアノ。体操内容は第一と比べ難解かつ困難だ。

実際、第一はあらゆる世代に向けられたものであり、第二はより運動の強度を求める若者・壮年向けの内容となっているのだそうだ。

知名度、音楽、運動そのものがややマニアックで、難易度が高い。

勝手なイメージだが、世の「サブカル」が多く含有するエッセンスを、ラジオ体操第二は有しているように思う。

私もまたそうした妙な魅力のあるラジオ体操第二を愛している。


『チェンソーマン』第2部に寄せて

私は漫画『チェンソーマン』が好きだ。漫画の遠いバックグラウンドになっている弐瓶勉漫画なんかも好きで、とっても好みに合う漫画だ。

キャラで言うとパワーちゃんがかなり好きで、好きすぎてパワーちゃんのオリジナルの消しゴムハンコを作って、紙商に由緒のある地元の老舗文房具屋で大量の端紙を買ってきて、日々パワーちゃんの消しゴムハンコを押しまくっている。

『チェンソーマン』第2部は、最近はだいぶ面白くなってきたけど始まったばっかりの頃は話の方向性が見えず批判的な意見が結構あった。

ラジオ体操第二が好きな私は、『チェンソーマン』第2部はめちゃくちゃ第2部を謳歌しているなぁと感じていた。そのため如上の批判的な意見があることも知りつつも、とっても楽しく読んでいた。

パワーちゃんがこの後出てくる可能性は低い。パワーちゃんをはじめとする1部の魅力的なキャラクターはそれぞれに役割を終えたのだろう。それでも私はラジオ体操第一から第二に移行する、あのワクワク感を『チェンソーマン』に感じている。

そしてそろそろ、私も読者諸賢も『チェンソーマン』の作品自体が放つ真の意味においてのラジオ体操第二的ヤバさ、ラジオ体操第二的妙味を感じ始めているのではないか。今の『チェンソーマン』は完全にラジオ体操第二だ。

皆さんご存知のとおりラジオ体操第二はヤバい。第一の流れがありながらも、第二ならではの独特の雰囲気や運動の強度がある。『チェンソーマン』はまさに今ここにある。


私の今好きな漫画は『ふつうの軽音部』です

でも『チェンソーマン』は読んでて結構精神力を使う。なので『ふつうの軽音部』みたいな主人公がとっても素直で周りをポジティブに動かしていく漫画を読んで、精神力を回復している。

はとっちは「オノマトマニア」をバンド名候補に出したりして「ゆる言語学ラジオ」聴いてそう。
桃ちゃんはバチクソアニマル好きそう。


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