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Independent nano publisher of photography a…

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Independent nano publisher of photography and zines. - 茨城を拠点にするオンラインブックストア及び出版やってます。 https://www.crevasse.info/

マガジン

  • 「三軒隣」

    トーク配信「三軒隣」で話した話題をランダムで文章化し直しまとめています。毎週木曜日の夜にTwitterのスペース機能を使ってMCを週替わりしながら配信しています。

  • 「蝉爆弾」(全8話完)

    「蝉爆弾」は、全8回のショートエッセイです。2020.10.15~12.3の期間、毎週木曜日更新。

  • 自主企画イベント関連

    crevasseの自主企画イベント情報まとめ、です。

ストア

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    ルーシーの骨の60% vol.6/東地雄一郎

    ”エチオピアの浅い川底で発見され、骨格の推定40%が完全な形で残っていた” とされている人類の祖先に近いとさせる化石、ルーシー。 東地が制作中でまだみつかっていないなにかを、ルーシーのまだみつかっていない60%の骨に見立てて発表していく。 vol.6は2019年横浜で開催されたアートブックフェアPhotobook_jpでの30分間の衝撃のパフォーマンスにより真っ二つに切断された彼自身の本でありアートピースである「A=A A≠A(mountain) 」です。断面からはその生々しさと2000回のコピーによるイメージの変化を見ることができます。 ------------------------------------------------------------------------------------- ▽送料 レターパックプラス 全国一律600円 ビニールで防水し、発送します。 ------------------------------------------------------------------------------------- ▽crevasse 2016年設立。茨城を活動中心にするZINE出版レーベルです。 様々なアーティストとの共同作業を通じて、数量限定の 現代美術 / 写真のZINEをリリースしている。
    24,000円
    crevasse(クレバス)
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    A=A A≠A(mountain) /東地 雄一郎 (dummy book)

    1つの写真を、2000回のコピーを繰り返して作られたブック第2弾。 今作選択されたモチーフは、世界中で良く知られる日本のあの山です。2000回など少なく感じるほど、これまでさまざまなメディアで複製され続けたこのイメージをあなたも描くことが出来るだろう。しかし同時に、誰もが描けることと誰も描けないことはどちらもそう遠くない真実だ。21.0×30.0×3.8cm。 ------------------------------------------------------------------------------------- ▽送料 レターパックプラス 全国一律600円 ビニールで防水し、発送します。 ------------------------------------------------------------------------------------- ▽crevasse 2016年設立。茨城を活動中心にするZINE出版レーベルです。 様々なアーティストとの共同作業を通じて、数量限定の 現代美術 / 写真のZINEをリリースしている。
    12,000円
    crevasse(クレバス)
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    ルーシーの骨の60% vol.6/東地雄一郎

    ”エチオピアの浅い川底で発見され、骨格の推定40%が完全な形で残っていた” とされている人類の祖先に近いとさせる化石、ルーシー。 東地が制作中でまだみつかっていないなにかを、ルーシーのまだみつかっていない60%の骨に見立てて発表していく。 vol.6は2019年横浜で開催されたアートブックフェアPhotobook_jpでの30分間の衝撃のパフォーマンスにより真っ二つに切断された彼自身の本でありアートピースである「A=A A≠A(mountain) 」です。断面からはその生々しさと2000回のコピーによるイメージの変化を見ることができます。 ------------------------------------------------------------------------------------- ▽送料 レターパックプラス 全国一律600円 ビニールで防水し、発送します。 ------------------------------------------------------------------------------------- ▽crevasse 2016年設立。茨城を活動中心にするZINE出版レーベルです。 様々なアーティストとの共同作業を通じて、数量限定の 現代美術 / 写真のZINEをリリースしている。
    24,000円
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    A=A A≠A(mountain) /東地 雄一郎 (dummy book)

    1つの写真を、2000回のコピーを繰り返して作られたブック第2弾。 今作選択されたモチーフは、世界中で良く知られる日本のあの山です。2000回など少なく感じるほど、これまでさまざまなメディアで複製され続けたこのイメージをあなたも描くことが出来るだろう。しかし同時に、誰もが描けることと誰も描けないことはどちらもそう遠くない真実だ。21.0×30.0×3.8cm。 ------------------------------------------------------------------------------------- ▽送料 レターパックプラス 全国一律600円 ビニールで防水し、発送します。 ------------------------------------------------------------------------------------- ▽crevasse 2016年設立。茨城を活動中心にするZINE出版レーベルです。 様々なアーティストとの共同作業を通じて、数量限定の 現代美術 / 写真のZINEをリリースしている。
    12,000円
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    みんなしってる。だれもしらない。 /東地 雄一郎 (dummy book)

    海がうつる一枚の写真プリントを2000回コピーを繰り返して作られたブックです。A=Aが期待される複製を極限まで引き延ばしその差異を浮かび上がらせることで、複製することで複製されない本を作り出すという挑戦的な一冊です。
    12,000円
    crevasse(クレバス)
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最近の記事

【レビュー】Novogen

crevasseで手に入れたZINEについてのレビュー(私的で主観的で根拠に欠く)のようなもの。劇的な科学と医療の発展についてと人類への名もなき献身者たちへ想いを馳せつつ。 text /堀千晃 (写真家) この写真集はページをめくる前、装丁の時点で印象的だ。冊子にしてはしっかりしすぎているし、本にしてはどこかカタログのような雰囲気を保っていて、取り立てて凝っているとも言い切れないが存在感がある。そして表紙と裏表紙の鶏の目。その視点の定まらなさは眺めているとどこか不安を覚え

    • 金の卵を産む無言の工場労働者

      COVID-19の新しいワクチンは現在複数国で臨床試験が行われており、パンデミックと戦い続けるうえでその開発は世界を変える可能性があります。既存のワクチンは特殊な製造設備と高価で入手困難な原料を使用していますが、鶏卵を使用した新しいワクチンの製造技術が確立すれば、より大量生産が可能になります。そのため、発展途上国での自国製造や低コストで入手可能になることが期待されています。 実は鶏卵を使ったワクチンの製造自体は新しいものではありません。インフルエンザワクチンの最も一般的な製

      • 『仁義なき戦い』には本当に仁義がなかった

        戦後、広島全土を巻き込んだヤクザ史上最悪と言われた抗争は、1960年代には山村組と打越組の抗争に発展し広島中を震撼させた。 後に、抗争の当事者でもある美能幸三(1926-2010)が書いた獄中手記を元に『仁義なき戦い』は制作された。 手記は当初公開用に書いたものではなく、自らの弁明のために書かれた。深作欣二が監督を務め、手記を書いた美能幸三の役を菅原文太が演じた。1973年に公開され、その後も「仁義なき戦いシリーズ」として続いていく。 今回僕が観た『広島死闘篇』はシリー

        • プレイリストをシェアしよう

          ストリーミングサービスのおかげで新しい音楽に出会う機会が増えた反面、大人になってCDの貸し借りもないし、友人と曲をお薦めし合ったりすることがなくなってしまった。「聴く」という行為だけでなく音楽を巡るそういった周辺行為が僕にとって音楽を楽しむ大事な要素だった。 『三軒隣』というラジオ的なことをさせてもらって、時々音楽を話題にしたりしたが、どうも情報が断片的になってしまい「もっとお薦めされたい」という気持ちが高まってきたので、三軒隣のMCやリスナーとプレイリストを共有させてもら

        【レビュー】Novogen

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        • 「三軒隣」
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        記事

          「ストレートに言ってやる」

          パレスチナ人のラッパーとイスラエル人のラッパーの「MCバトル」がYOUTUBEで話題になっている。ふたりは同じ自動車整備工場のなかでひとつのテーブルとその上の昼食を挟んで言い合いをする。 * * 1948年、第2次世界大戦中の「ホロコースト」の悲劇などを経たユダヤ人が、自分たちの祖先の土地だとする現在のイスラエルに移り住みイスラエルを建国し、国連の「パレスチナ分割決議(1947年採択)」に基づいてこの地にユダヤ人とアラブ人の国家を創ることになったが、これが長い対立の歴史

          「ストレートに言ってやる」

          アフガニスタンを巡る20年と反戦歌

          2021年8月15日、タリバンがアフガニスタンの首都カブールに迫り、全土を支配下に置いたと宣言したという報道がなされた。 直接的な引き金となった同時多発テロ、イラク戦争が起きた2001~2003年、僕は高校生だった。青春まっさかりの中で、当時この出来事はニュースとしてだけでなく好きだった音楽カルチャーからの問題提起が発信され、彼らが送り出したビルボードTOP40に挙がってくる反戦歌に影響され、10代の僕の価値観は大きく揺さぶられた。 今あらためてその曲群を聴いていると、当

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          「シン・エヴァ」とファスト映画

          エヴァンゲリオンのファスト映画を、公式がYOUTUBEにアップしていたので観てみた。最終回である「シン・エヴァンゲリオン」に至るまでの過去のアニメ・劇場版を約4分にまとめたものだ。 【公式】『これまでのヱヴァンゲリヲン新劇場版』【庵野秀明構成】 【公式】『現在のエヴァンゲリオン』 * * YOUTUBEなど多くの動画投稿サイトで「ファスト映画」と呼ばれる非公式のまとめ動画がアップロードされ、著作権上の問題が指摘されるようになって久しい。ファスト映画をめぐっては、20

          「シン・エヴァ」とファスト映画

          後記

          2020年夏、週刊少年ジャンプの連載漫画『アクタージュ act-age』の原作を担当していたマツキタツヤ氏が、自転車を走行中の女子高生の胸を服の上からすれ違いざまに触り、逮捕された。 連載漫画の打ち切りや予定されていたメディアミックスのキャンセルで報道は過熱するなか、ふと疑問に思うことがあった。 そもそもなんでそんなことするのか? 「自転車を走行中」の女性の胸を「服の上から」「瞬間」触ることで得られるなにかがあると思えない。しかもリスクと引き換えに、だ。 空虚すぎる。

          #8:『文化レベル』なるもの

          茨城は文化レベルが低い、という話を茨城の人が言っていた。 地方によくある『自虐』というやつだ。 15年以上茨城に住んでいる僕は、話の流れから彼の言わんとしているところを理解しながら、どうも賛同しきる気分になれず、歯に物が詰まった言い方で「はあ...」と答えた。 『文化レベル』とはなんだろう。 僕のなかでそれは、例えば恋人と映画館に行ったときの帰り道に「さっきの映画、○○がよかったよね」「でも○○の描き方はちょっと疑問だなあ」といった感想が言い合える、そんな事のように思う

          #8:『文化レベル』なるもの

          #7:美容室に現れた強敵

          僕はとても目が悪く日常的に眼鏡をかけているので、鏡だって裸眼で見ることはないし、たぶんそこに写っている自分の顔は、どこかパーツが足りなそうな気がする。朝とは、眼鏡をかけてからが「始まり」であり、眼鏡をかけていなければ「睡眠」だ。 20代のころ、美容室で困ったことがあった。 店内に入り、予約した名前を告げて順番を待っていると案内されシャンプー台につく。そのときに眼鏡を預けてしまう。そして席に着くと目の前のテーブルに雑誌が置かれるのだ。 「待っている間、これで時間をつぶして

          #7:美容室に現れた強敵

          #6:宿題代行サービス

          なるものがあるらしい。 宿題代行サービス賛成派の意見で興味深いのが「無駄な、やる必要のない宿題をやらせるくらいなら誰かに代行させて、その時間を有意義に過ごしたほうがいい」というもので、この割合は賛成派のなかでも相当数いるそうだ。 僕は教員でもなければ子どももいないので、その是非については他の議論に任せたいところだが、過去学校に通った者として、今の非当事者として思うところがある。 なぜ「無駄な、やる必要のないもの」を放っておくのだろう。 その理屈であれば最も有効な解決策

          #6:宿題代行サービス

          #5:優しくて厳しい世界

          『亜人ちゃんは語りたい』(デミちゃんはかたりたい)は、考えるところの多い漫画だ。 神話やおとぎ話に登場する “ヴァンパイア” や “デュラハン” や “雪女” が人間の高校に通う学園コメディーで、『亜人(デミ)』と呼ばれる彼女たちは、かつてのように社会から恐れられる存在ではなく、社会的な弱者として生活保障が整備され、現在では、その特別な性質を『個性のひとつ』として認められる形で社会に溶け込んでいる。 とはいえ、社会的少数者である亜人と実際に接したことのある一般人は決して多

          #5:優しくて厳しい世界

          #4:何でも疑問に思うことが大事

          「何でも疑問に思うことが大事だ」とテレビで言っていた。 ふだん何気なく耳にしていることでも、一度疑問に思うことで新しい発見があるものだ。その通りかもしれない。 ならばと、聴きなれた歌の歌詞を疑問を持って聴いてみた。 君のドルチェ&ガッパーナのその香水のせいか? いや、そうとは限らない。 麦わら帽子の君が 揺れたマリーゴールドに似てる? いや、そうとは限らない。 まあ確かにそうとは限らないかもしれないが、瑛人やあいみょんがそう感じたのだから「別にそんなこと言わなくての

          #4:何でも疑問に思うことが大事

          #3:忘れられない味

          人には『忘れられない味』がある。 それは単に美味しいに限った話ではなく、様々な状況や景色があいまって、そのときの気分によって作られる、本当の意味で一期一会な『味』だ。 上海に行ったときのことだった。 僕はアートブックフェアで海外に行くことがある。その時は直前に風邪を引いてしまい、マスクの下に『鼻栓』をするほどだった。 基本的にお金がない僕は、海外でも安宿に泊まりがちだ。部屋には鍵付きのロッカーがあり、盗難されて困るものは入れておけとのことだった。いわゆる相部屋の『ドミ

          #3:忘れられない味

          #2:雨が見える

          人と話していると認識の違いに驚くことがある。 その多くは、あらためて他のひとに確認をとったりしないために起こる驚きで、確認できるものはなるべく確認しておいたほうが、いざという時にびっくりしなくて済む。 多くのひとはトイレの仕方について、幼いころに親に教えてもらった方法を続けているだけで、あらためて他のひとに確認をとったことがない。和式トイレの前後は本当にこれで合っているのか。紙は一度にどのくらい巻き取るのか。もし尋ねられたら僕は自分の仕方が正しいと思いながらも、人と違った

          #2:雨が見える

          #1:感受性が低いひとへ

          「いつも重い内容の本を読んでて、疲れない?」 言われて初めて知ったが、人にはマインドに余裕があるときでないと読めない本や映画があるらしい。聞いてみると『重い内容』とは『気分が落ちる』という意味で、悲しく辛い物語だったり、主人公が激しい葛藤に身を裂かれるような物語を摂取すると『自分の身が削られる』ように感じられて、心に余裕があるときでないとあとに引きずってしまって読めない、ということのようだった。 …だそうだ、みたいな言い方をするとマイノリティ扱いしているみたいだけど、もし

          #1:感受性が低いひとへ