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千夜千冊、終盤か・・

そろそろ最終章なのだろうか。

“最もフラジャイルな「肺」という器官を冒されて数十年、わが愛すべき肺胞瓢箪は最後の悲鳴をあげながら、ゆっくりと「虚」と「実」をひっくり返しつつある、そのことが今後のぼくの心身の「ゆらぎ」と周辺への「粗相」に何をもたらしていくのかは見当もつかないが、せっかくだからこの不埒な「極み」の感覚を観照してみようとも思う。期待せず、見守っていただきたい。”

これは、少し覚悟が必要なのかもしれない僕には思える・・
どんな偉人も何は亡くなる。
だが、やはりいつまでも“今じゃない”と思ってしまうもの、それが松岡正剛なら尚更だ・・僕にとっては、だが。

https://1000ya.isis.ne.jp/1850.html

それにしても風水を相当深く理解して建築に取り込んでいた毛綱毅曠(毛綱モン太)が紹介されていた。
毛綱毅曠は非常に懐かしい名前だ。
当のご本人は勿論、存じ上げないのだが、その愛弟子のひとりは実は接点があっていろいろな話を聞いた記憶がある。今となっては断片的にしか覚えていないのだが、もっとちゃんといろんなディープな話を聞いておけばよかった。後悔先に立たずとはこのことかもしれない。
反住器という住宅はモダニズムの破壊とでも言えば良いか、あれは本当にすごい建築だと思ったし、どの書籍(神聖空間縁起?いや、違う気がする・・)だったかはわからないが面白いなと読み耽ったものだ。
この住宅は実は社会の評価と、住人の評価は全く異なるものというのも面白い。住人は本当に良い住宅という評価で、のちにここに住む女性の身体寸法から導かれた考え抜かれた住居だったという。
こういう話、本当にいいな。

釧路フィッシャーマンズワーフMOO・EGG、石川県能登島ガラス美術館、釧路市立博物館、北越急行ほくほく線・くびき駅舎など、どれも訪れたことのない建築物だが・・今度、くびき駅は観に行ってみよう、ほくほく線沿線だし。

ああ、銀座の“銀座長州屋ビル”という刀剣専門の店のビルは毛綱建築だったか・・

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