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登場人物の関係性

明日からドラマがはじまる、東野圭吾氏原作の「危険なビーナス」。
ドラマの前に読んでおきたかったのは、どのように脚色されるのかを見たかったから。

ストーリーには少しファンタジー感も個人的にはあるかなと思ったが、好きだったのは、主なキャラクターの性格。趣味で書いている脚本でも何が楽しいって、登場人物の性格を考えてこんな性格の人はこんなことを言って、こんな恋をするのでは…と妄想すること!

今回、惚れっぽい伯朗のあからさまな女性観にわくわくした。また、楓は話し方とか、ドラマのキャスティング通りのイメージ。喋る声のトーンまで頭の中に響きました。本を読んでいてもドラマを見ているような感覚になった。

蛇や豚の話など、ところどころ出てくる知識も楽しかったけど、期待しているのは、伯朗の、楓への心の動きと勇磨への嫉妬など、登場人物の関係性。

ミステリーなので、事件がベースにあるわけですが、事件っていうのは、人と人を結びつける蝶番のようなものだな。読んでいたら、わたしもなんとなく事件に動かされてみたいと思った。わたしには何の事件も起きないが。

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