占いみたいな後押し感
外出自粛期間中に積読だった本を次々読了した。そのうちの1冊が、荒川和久さんの「ソロエコノミーの襲来」でした。
今の日本と似ているというソロが多かった江戸時代のソロエピソードはわくわくします。前例があるとなんて安心できるんでしょう。独身だけでなく、伴侶が亡くなったあと人はまた一人になってしまうしなど、一人で生きることを肯定してくれるいい本です。
一人でいることをとやかく言われるのをうるさいなと思いつつ、偉人たちの年表で生涯独身って書いてあると(ミケランジェロとかゴッホとか)「なんで結婚しなかったんだろう?」なんて思ってしまうのですが。
わたしが結婚しない理由は、帰宅したときに灯りがともっているよりいないほうが落ち着くし、疲れも癒されるような気がするので。小動物でも空間を共有するのは辛い。そんなことを言っていたら、もう親たちも結婚したらいいのに、とは言わなくなりました。
ソロは珍しくない、昔もそうだった、とこの本を読んで知ることで、気がラクになるだけでも生きやすくなるのでは。自分で大丈夫! と思うより、他人に大丈夫と言われると確信できるもので。読んだら、肯定&後押しを感じて、なんかわたしには占いみたいな本でした~。
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