今を目的に、未来を手段に生きる
おはこんばんにちは。
最近、仕事でディッシュウォッシャーをしながらでも、頭の中で自分の興味のあるものへ思考を巡らせる技を覚え、人間何をしてても精神世界では自由だなぁと自由を満喫しているしゅーへーです。
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さて、前回の記事では"クッキー1つに10分かけて食べてみた”というテーマで、経験には表面的な経験と内面の経験の2種類があり、人生の質は何に自分が注意を向けるかによって大きく変わるというお話をした。
今回は前回からのテーマである"注意"と時間の関係について述べてみようと思う。
時間には伸縮性がある
「忙しい方が時間が経つのが早いからいいよね。」
同僚のオージーは仕事の休憩時間に僕に向かってこう言った。
現在僕が滞在しているカナダのウィスラーという街には年間350万人もの観光客が世界中から訪れるという。
Vail Resortが経営するレストランのキッチンとして働く僕は日々の忙しさに忙殺されながらも、同僚が放ったこの一言が妙に気になった。
あなたはこの言葉に何を考えるだろうか?
確かに、目の前にやるべきタスクが次々と降りかかってくる繁忙期には、もう1日が終わったのかと、1日24時間が足りないと嘆くこともある。
気の合う友達と久しぶりに会い、一緒にご飯を食べたり、未来について語り合ったりした時は文字の如く、あっと言う間に時間が過ぎたりもする。
かと思えば、やらなければならない書類提出のために市役所で自分の名前が呼ばれるのを今か今かと待っているとき、たったの10分が1時間にも2時間に感じたりもする。
誰でもこのような経験をしたことはあるだろう。
ここから言える事、それはつまり、
自分の中で感じる時間には伸縮性があり、伸びたり縮んだりするということだ。
ではどのような時に時間は伸縮するのだろうか?
次は時間の性質について考えてみよう。
自分が感じる時間には2種類ある
まずは気の合う友達と久しぶりに会ったときについて考えてみよう。
食事をしたり、話したりと楽しい体験の最中はあっと言う間に時間が過ぎるように感じる。
つまり、楽しい体験の最中は時間が短くなっていると感じる。
しかし、友達とお別れし1日を振り返ってみたときはどうだろう。
思い出の場所で再会したときの喜び、口いっぱいに頬張った美味しいご飯、熱中して語り合った話など、振り返ってみると普段の1日と違い、とても充実していたように感じる。
つまり、楽しい体験のあとは時間が長くなっていたと感じる。
対して、市役所で自分の名前が呼ばれるのを待っているときについて考えてみると、つまらない体験の最中は時間が長くなっていると感じるが、終わって振り返ってみると、意外と早く終わった、つまり時間が短くなっていたと感じる。
なぜ体験している間と体験した後で同じ体験を振り返ると感覚の逆転が起きるのだろうか?
つまり、楽しい体験ではいつもの日常で思い出す記憶の数よりも印象的な思い出が多く、それゆえに脳は「長くて充実した時間を過ごしたようだ」と解釈するということだ。
反対に毎日の平凡な生活の中では、思い出す印象的な思い出は少なく、そのために脳は「たいして時間は使っていないだろう」と判断し、時間が早く過ぎたかのように感じるということだ。
これらのことから、人生をトータルして考えたとき、自分はどのような人生を歩みたいのか、そしてどう今を生きるのかを設計することができるのではないだろうか。
人生の終わりを想像する
「最高の人生だった。」
僕は人生の最期にこのように思って後悔なくこの世を去りたい。
「もう自分は死んでしまうのか、まだ何もしてないのに…」
そうは思いたくない。
人生の終わりに立って、自分の人生を振り返ったときに自分がどう感じるのか。
それは印象的な思い出の回数によって変わるのであれば、印象的な思い出が増えるような生き方を今からすればいい。
それは決して、人生はいつか終わるという悲観的な立場からの意見ではない。
むしろ、人生の有限性を直視したうえでの今を生きる戦略である。
それは言い換えると、
"未来を手段に今を目的に生きる" ということである。
スティーブ・ジョブズは17歳から約40年間に渡り、毎朝鏡の前の自分にこう問うことで自らの行動指針としてきた。
あなたは2022年を振り返ってどう感じますか?
長くて充実した時間を過ごしていたなぁと思うのか、それとも一瞬で終わってしまったと思うのか…
さぁ、あなたは今日何をしますか?
続く。
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