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【考え方】”プロセスの辛さ”と”結果の辛さ

私がこれまで経営コンサルティングをという仕事をしてきた中で、

企業の場合も、個人の場合でも

「成長したい」、「結果を出したい」、「周りから認められたい」「お客様に喜んでもらいたい」「お金持ちになりたい」

など、たくさんの「○○○したい」という言葉を耳にしてきました。

言ったことに対して実現している人もいますが、多くの人はそうなっていないように思います。

なぜ、できる人と、できない人がでるのだろうか・・・・

それは、多くの場合、その言葉の前に「(楽して)成長したい。」とか

「(自分の頑張れる範囲で頑張って)成長したい」と考えているからだと思います。


私が新卒で入社した会社で

人は「プロセスの辛さ」か「結果の辛さ」のどちらかを選ばなくてはいけない。

と教わったことがあります。

例えば、ダイエットをする場合・・・

プロセスの辛さというのは、

甘いものを食べるのをやめたり、食事の量を減らしたり、毎日運動をするということです。

結果の辛さというのは、自分が目標とした体重にならないこと(痩せない事)です。

スポーツで例えると

プロセスの辛さというのは、試合で勝つために日々厳しい練習をすること。

結果の辛さは、試合に負けてしまうことです。

勉強なら

資格を取るために毎日3時間勉強することがプロセスの辛さ。

資格が取れないのが結果の辛さです。

皆さん自身も様々な経験があると思いますし、もうお分かりだと思いますが、

「欲しい結果」を手に入れるには「プロセスの辛さ」を選ぶしかありません。

プロセスの辛さを選ばず、欲しい結果を得るというのは、基本的にはないことだと考える方が良いです。

逆に、「プロセスの辛さ」を選ばないのであれば、「結果の辛さ」を選ぶしかありません。

毎日楽をしたい、負荷をかけたくないというのであれば、「結果の辛さ」から目を背けてはいけないのです。

◆しかしながら、理屈では分かっていても、2つの辛さを比較した時に、「プロセスの辛さ」の方が辛いと感じやすいことです。

なぜなら、プロセスの辛さは分かりやすく、直接的で、先に起こる現象だからです。

また、「プロセスの辛さ」を経験したからといって、欲しい結果が手に入るとは限らないからです。

逆に言うと、「結果の辛さ」を経験する可能性があるのなら、せめてプロセスぐらいは楽したい。というのが人間の弱いところだと思います。

※もちろん私自身もそう思ってしまうことが多々あります。

ここで、「欲しい結果」を得るために「プロセスの辛さ」に打ち勝つ努力をしましょう。と言うのは簡単ですが、

そんなことで打ち勝てるのであれば、誰も苦労しないです。

私が「プロセスの辛さ」に負けないよう心がけていることを3つ紹介します。

①求める結果を得た時の状況を具体的にイメージする。

 例えば、ダイエットに成功した時、その時の自分はどんな生活が送れるかを具体化することです。

 こんな服が着れるな。周りから見られる目も変わるだろうな。異性からモテルかもしれないな。 等

 資格の勉強、受験勉強も、合格したどんな未来が待っているかを具体的にイメージすることです。

 それが、「プロセスの辛さ」に打ち勝つ原動力となります。

 ※具体的にイメージできればれきるほど良いです。

②辛いプロセスをも楽しむ仕組みを作る。

 単純な方法ですが、試験勉強、仕事等で1日のノルマを設定し、達成したら、小さなご褒美を与えることです。

 勉強を2時間やったら、自分の好きなチョコレートを食べる。等

 筋トレ30分を1週間続けたら、○○を購入する。等

③共に頑張る仲間を作る

 自分ひとりではなかなか頑張れない人は、一緒に取り組む仲間を作るのも1つのポイントです。

  定期的にお互いの進捗を報告しあうことで刺激をもらい、切磋琢磨できると良いです。

皆さんも、仕事やプライベートで、「なりたい自分」があると思います。

それを実現するためには、やはり楽をしていたり、今の延長線上で達成できないことが多いと思います。

何か大変な場面や、辛い場面になった時、

「あ、これがプロセスの辛さだな」を思って、乗り越えてみてください。

人は良く、「大変」という言葉を使いますが、

「大変」というのは、「大きく変われる」という意味です。

大変な経験は、皆さんを「大きく変えてくれます」

今日の話が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。