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【"横綱"とは?】〜復活Vの白鵬翔さんの一番から考える〜

おはようございます!
力士の皆さんに下の名前まであるのが何か好きな星野です。朝青龍は朝青龍明徳。

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▼横綱・白鵬、45度目の優勝
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「白鵬、全勝で45度目の優勝」

先週末の大相撲のニュースです。
横綱の白鵬翔さんが、6場所連続休場明けから復活の優勝を果たしました。
#16度目の全勝優勝は歴代最多

白鵬翔さんはここ数年怪我に苦しみ休場が続き、
休場の多さを理由に「引退勧告」に次ぐ「注意」を協会から受けるなど、
まさに進退をかけて臨んだ今場所でした。

「絶対負けられない」と
並々ならぬ想いで臨んだ今場所だったのでしょう。

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▼物議を醸す優勝を決めた一番
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そんな白鵬翔さんの優勝を決めた試合が、大きな話題になっています。

「見苦しい」
「呆れてものが言えない」
「最低レベルの相撲」
「そこまでして勝ちたいのか」

多くの相撲協会関係者が当該試合での白鵬翔さんの振る舞いを痛烈に批判しています。

優勝を決めた照ノ富士春雄さんとの一番。
白鵬翔さんは立ち合いから、奇襲攻撃を仕掛けます。
猫だまし的なフェイントからの痛烈な肘打ち。
試合を制し勝利した後は大きなガッツポーズで喜びを露わにしました。

この一連の白鵬翔さんの行動が問題視されています。

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▼"横綱として"
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簡単にまとめると、
・横綱なのだから真正面から戦うべき
・横綱としての品位を損ねている
そんな感じの批判です。

八角理事長も
「奇襲は弱い方がするものだ。
横綱がああいうことをしてはいけない」とコメント。

「横綱相撲」という言葉があるように、
圧倒的な力を認められた相撲界の最高位である横綱には、
相手とガップリ組み合って真正面から戦うことを求める風潮があります。

また、横綱はただ強いだけではダメで、
「品格」なるものも併せ持たねばならないという相撲協会のしきたりがあります。

横綱らしくない奇襲攻撃と、
横綱としての品位を欠くガッツポーズが、
主に批判の対象になっています。

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▼一方の反対意見
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一方、反対意見もあります。

「"横綱相撲"などくだらない」
「品格だの伝統だのに拘ってるから廃れていく」
「横綱は勝つのが正義なんだから良いんじゃね?」
「負けたら引退と言いうくせに、勝ち方にもこだわらせるのは酷だ」

というような意見です。

休んでも負けても引退が囁かれる横綱。
特に休場続きだった白鵬翔さんは今場所へのプレッシャーは凄まじかったでしょう。

その思いから勝つために手段を選ばないことや
試合後のガッツポーズに繋がり、
現にその姿に感動した人が居るのも事実です。

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▼あなたはどっち派?
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相撲界という文化の中で生きているのだから郷に入っては郷に従え論。
古い慣例に固執せず本質を見て進化して多様性受け入れようぜ論。


皆さんはどちらの意見が正しいと思いますか?
これ系の話は仕事や部活でも良くありそうですね。


個人的には本件で言えば、
品格なども含めた「横綱像」が、
今の大相撲界ではひとつのエンタメになっていることを考えると、
白鵬翔さんは批判されてもしょうがないのかと思います。

一見くだらないものかもしれないけど、
その慣習を守るのが良くも悪くも"大相撲"の特徴であり、
大相撲が大相撲たる所以なのかと思います。

本件がこうして議論になるのもそんな大相撲ならではの、ひとつのエンタメなのかと。
この一件で、相撲がまた注目されれば興行としてはプラスなのかなぁ…と思ったり。

僕が幼き頃から見てた力士で、
かの有名な朝青龍明徳さんのライバルだった、
白鵬翔さんは応援してるのでこれからも頑張って欲しいです。

#はたらく朝から楽しもう 286

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