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或囚。

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誓い

僕らは出会って
何度も同じ季節を迎えてきたけれど
今年は違う景色を
君に見せようと思うんだ

自分でもわかるくらい
伝えるのは不器用だけれど
さらけ出してくれた想いに
今 答えるから
ちゃんと聞いて?

僕にとって
君はかけがえのない大切な人
君のいない世界では
生きていけないんだ

分かりあうことの難しさに
泣かせた日
越えてきた僕らは
今 胸を張って
大切な物が何かを言えるよ

わがままになる

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ひつじ

誰もが自由に
生きているはずなのに
決められた枠の中
収まることを選んでく

鳥のように
飛び立ちたいわけじゃない
ただ もう少しだけ
自分らしく

触れて そっと
あなただけに赦されてる

この想いを胸に秘めて
眠りにつけば

夢の中で

語り合う輪の中で
重く 開けない扉
簡単に 言葉にしてしまうのが
惜しくて

ぬくもりくれる
誰でもいいわけじゃない
この世でたった一人
出会えたから

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pain

気付けなかった通り雨のように
幻だったなら良かった
冷たい頬に触れた指先
時計の針も凍らせてく

諦めようとしたから、でしょうか?
願いは叶うはずだった、なんて

「知らない方が幸せだった」
そんな嘘も吐けずに

持っているもの全て
投げ出しても
還らない想いが
重くて 痛いよ

暑さに
押し潰されてしまう前に
誰か どうか
私を救いに来て…

涸れることなく涙は溢れ
喉は潤いを求めてる
もう 何

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still

僕だけに見せる素顔の君を
知っていることで
許されている と
離れること も
怖くないと信じてた

何でも気付いてあげられるくらい
君を見ているつもりだった
離した手も必ず
いつか 迎えにゆくと決めていた

幸せそうに笑ったりしないで
僕以外の人の隣で
現実を受け入れたはずなのに
触れられない距離が苦しい

まだ どこかで願っている
叶うはずもない
君との未来

綺麗になったね
素直に言えず 君を

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雨降る夜に、君が入ったのは僕の傘。

想い続けていた恋に終わりが来て
僕は独り
誰かを愛すること もう出来ないんだと
思っていたよ

精一杯 強がりながら
細い肩を震わせている
君に出会うまでは

雨降る夜に、
君が入ったのは僕の傘でした
その瞬間に
全力で君を守ろうと誓ったんだ

信じようとしたものに
裏切られたことに
君は耐えて
壊れそうになって
雨の中 彷徨って 独り 泣いて

もう大丈夫 怖がらないで
凍りついた心まで
全部

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青い空の下で、もう一度君に出会えたのなら。

照りつける太陽が
焦がしたアスファルトを
宥めるように降り注ぐ
哀しみの雨

どれだけ泣いても
戻らない君を
今でも忘れていない
僕がいる

青い空の下で、もう一度
君に出会えたのならば
君は僕に何を語りかけるんだろう?

あの日 君が聞きたかった答え
言えなかった僕の幼さ
今ならば言えるのに
君は もう…

繰り返す季節の中
君が見つめていた
真実を知るたび 襲う
心に降る雨

どれだけ経っても

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愛し続けるには、僕の手はもう届かなくて。

形はどうあっても
君に一番近い場所で
君を見ていた
想いが通り過ぎ
いつしか僕ら
背中合わせになってしまっていた

それでも走り続ける気持ちは
君の求めるものとかけ離れて

愛し続けるには、
僕の手はもう届かなくて
壊れて散った破片が
胸の深くに突き刺さる
愛しいその姿は
僕の目にはもう映らない

せめて 祈らせてくれ
君の幸せを

涙は似合わない
睨むように 空 見上げていた
瞳に誓った
あの日

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愛し続けるには、君は花のように儚くて

僕が
君を見つけてしまったから
出会って
傷つけ合うことも知らずに
僕ら 微笑んだ

明ける空
金色に染まる光で目覚めて
隣に眠る君の髪を
そっと 撫でて

愛し続けるには、
君は花のように儚くて
醒めてしまう夢だから
燃え尽きるまで求めて

君が
僕に触れると
世界は色付いてゆく
永久を望めるなら
引き寄せ 抱きしめるのに

まるで子供のように
はしゃぐ君 愛しくて
重ねた手 冷たくて
辛くて

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あれから僕らは少し大人になって、それぞれの花を探していた。

「終わりじゃなく 始まりだ」
よく聞く台詞 頭を過った
わかりあえたと安心して
甘えている自分に気付けずに

見えないところで
転がり続ける運命が
囁く言葉を聞き取ることは
出来なくても

大丈夫 きっと僕らは
そんなに弱くないから

あれから僕らは少し大人になって、
それぞれの花を探していた
傷つくことも傷つけることも
恐れずに進むと心に決めて

導かれるように 僕ら 出会えた奇跡
それぞれの手

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愛しい景色

住み慣れている街なのに
迷ってしまったみたいに
戻り方 わからなくなって
動けなくなってしまって

現れた 暖かな手を
躊躇うことなく 握ると
いつも 救い出してくれる
あなただった

くちづけ 逸らしたカタチで
零れた言葉が染み込んでゆく

甘い痛みと
わかってしまった この想いを
どうか どうか 受け止めて
気付かせたの
あなたの涙が胸に届いたから

積み重ねてきた時間は
名前も付けられない

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せつなさウェルカム

触れた 指先から 唇から
伝わる熱を
本当のあなたの想いと信じたら
楽になる?

巡り巡って絡んだ糸は
まだ ほどけない
掴んだと思ったら
すぐに すり抜けてゆく

せつなささえもウェルカム
私を自由に出来るのは
あなただけ
辛くて苦しいばかり
でも かまわない
そばにいたい 誰よりも

少し開いた窓を見逃さずに
駆け引き仕掛け
それが罠だと気づく頃には
もう 抜け出せなくて

回り回って真実の先

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八月の花火

煌めく瞬間に瞬きしたら
何も見えないと
しっかり 目を開けて 見ていて
八月の私を

結い上げたくて 伸ばした髪は
まだ少し届かない
気持ちだけ 走る

花開く瞬間を待ち続けていた
あなたに見せたくて
しっかり 受け止めて 今だけ
八月の私を

慣れない浴衣 差し出された手
いつまでも このままで
いられたらいいな

今 この瞬間に あなたの瞳に
映っていたくて
しっかり 憶えてて 今年の
八月の

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恋とか、愛とか。

恋とか 愛とか 関係なく
君を想っていると思ってた
いつかは
誰かと君が恋に落ちても
応援出来ると思ってた

形などいらない
君がいて
ただ 淡々と過ぎてゆく毎日が
このまま ずっと続いてく
穏やかなまま
そう 信じてた

突然 降り出した雨
ずぶ濡れで立ち尽くす 私の横で
君に傘を差し出した人

恋とか 愛とか 関係なく
君は傍にいてくれると思ってた
いつかは
誰かが 君に恋に落ちても
見守っ

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Broken

もう いい加減にしなきゃ
私がどれだけ想っても
君は

わかってるくせに
諦められずに
君から離れられずに

一瞬だけ 振り向いた
優しすぎる笑顔が
踏み出そうとする足を
鈍らせて

思い知らされても
折れない心は
何の役にも立たなくて
今日も 私は 君に向かって
笑顔 振りまいてしまう

今 君の瞳の中に
映っているのが
私 なら いいのに

通り過ぎる視線
振り返らなくても
誰がいるのか わか

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