愛しい景色

住み慣れている街なのに
迷ってしまったみたいに
戻り方 わからなくなって
動けなくなってしまって

現れた 暖かな手を
躊躇うことなく 握ると
いつも 救い出してくれる
あなただった

くちづけ 逸らしたカタチで
零れた言葉が染み込んでゆく

甘い痛みと
わかってしまった この想いを
どうか どうか 受け止めて
気付かせたの
あなたの涙が胸に届いたから

積み重ねてきた時間は
名前も付けられない
友達 の一言だけで
言い表すことも出来ない

残酷で苦しい日々を
誰よりもわかってくれてた
辛い夜 いてくれたのは
あなただった

胸を締め付けた想いが
零れた涙が 心 解き放つ

とめどなく
溢れてゆく この想いが
伝わるように 抱きしめても
足りないから
唇重ねて知った 愛しい景色

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