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自分の行動・考えを押し殺せるようになるのが大人なのか
子どもの頃は自分の言いたいことやしたいことを伸び伸び表現できてそれが良しとされてきた。
大人になる。
具体的には高校生ぐらいから何かと両親や家庭環境、
先輩や先生など目上の人達の裏の考えを汲み取るのが上手くなって進路を決めたりする時期。
そして何年か経って次第に「自分はどうしたいのか」というものが分からなくなって無意識に自我が消滅している。
もしこれが大人だと言われると空虚なものでしかなく誰もなりたいとは思わない。
目先の生活を守るため、周りに敵を作らないため、立場を優位にさせるために何か不満があっても「おっしゃる通りです!」と自分を押し殺して言うしかない。
進学したいけど/就職したいけど両親の希望で違う道へ進む、
転勤したくないけど降格や解雇に恐れるからというように。
「本当はこんな考えがある。だからこんなことがやってみたい!」
といえるのは子ども時代だけじゃなく、大人になってからもいいんじゃないのか。
こんな発言をしなくなったら”大人になった”と認定されるのか。
むしろ逆に今の小中学生は物心ついたころからそんな発言を気軽にしている雰囲気はない。
塾に通っている子でも「うちはお金がないからここに通うしかなかった」と言っている状況。直接親御さんが言ったのか分からないけど、子供の口からは聞きたくなかった。
その他、大人っぽいファッションやオフィスカジュアルでもよく使われがちな色は白、黒、グレー、茶、ベージュなど当たり障りのない無難な色。
悪く言えば没個性的な配色。
もっと大人になれと言われるのは、全て周りに溶け込めるような空気になれという意味ではないと思う。
『お手伝いするからお菓子買ってよ!』と言う子のように
自分の都合も織り交ぜたことを許されていいんじゃないかと思う。
*素敵なイラストありがとうございます。
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