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忘れていたシリーズ:中学校の社会科編

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記事一覧

忘れていた地理31『日本の自然・‹そなえる›』

⑤ 自然と生きる

(1) 気候がもたらすもの

 日本は台風の通り道。強風は高波を生み、気圧の低い台風の場合は海面上昇による浸水にも注意が必要です。
そのほか、次のような災害もあります。奈津から冬にかけて順にご説明しましょう。
・冷害:北海道、東北の北東部で『やませ』という冷たい風が吹くと低温となり、農作物の成長に被害が出ます。
・干害:日照り。空梅雨などで雨が少ないと、農作物は枯れてしまいます

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忘れていた地理30『日本の気候のきほん』

第三章 さまざまな面から見た日本の姿

Ⅳ日本の気候

①日本の気候
日本は多くの地域が温帯気候です(北海道・本州中部の内陸高地は亜寒帯、沖縄は亜熱帯)。夏の気温が高く、降水量が多い。これは季節風(モンスーン)の影響によるものです。
夏だけではなく冬も季節風も日本に大きな影響を与えています。シベリア(ロシア連邦)から吹く北西の季節風は、日本海側に雨や雪をもたらすのです。

②降水量が多い理由
降水

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忘れていた地理30『オセアニアのくらし』

Ⅷオセアニアの国々
☆オセアニアは15か国で構成されています
☆太平洋の島々はミクロネシア、ポリネシア、メラネシアに分けられます。

①オセアニアの国々
太平洋南部のオーストラリア大陸と、太平洋にある多くの島々からなる地域。日本の真南に位置します。

②オーストラリア~人口2000万人による多文化~
首都 キャンベラ
面積 770万平方キロメートル
人口 2260万人
言語 英語

コアラやカンガ

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忘れていた地理29『中南アメリカのくらし・後編』

④ アルゼンチン

首都:ブエノスアイレス
面積:278万㎢
人口:4070万人
通貨:アルゼンチン・ペソ
言語:スペイン語

アルゼンチンは南半球にあるため、北半球とは季節が逆なのです。そのため、北半球で農作物(たとえば小麦とか)がとれない時期に、農作物をつくることができます。
19世紀後半に冷凍船が発明されてからは、牛肉や酪農製品のヨーロッパへの輸出が可能になりました。

⑥ キューバ

首都

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忘れていた地理28『中南アメリカのくらし』

Ⅶ中南アメリカの国々

中南アメリカは、北アメリカ大陸の南側にあるメキシコと中央アメリカ、南アメリカ大陸、カリブ海の島々からなる地域です。
今日は、メキシコとブラジルについて見ていきましょう。

②メキシコ
首都 メキシコシティ
面積 196万平方キロメートル
人口 1.1億人
通貨 メキシコ・ペソ
言語 スペイン語

2300mの高地にあるメキシコシティは、かつて湖でした。そのため、くぼんた盆

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忘れていた地理27『カナダのくらし』

②カナダ
面積:998万平方キロメートル
人口:3430万人
通貨:カナダドル
言語:英語、フランス語

(1)国の成り立ち
北アメリカ大陸の北部を占める、世界第二位の面積をもつ国。国土の大部分は、亜寒帯と冷帯です。

(2)産業と文化
農牧業は、アメリカとの国境緯線をまたいで春小麦の栽培が盛んです。森林資源や水産物にも恵まれており、輸出品となっています。
有名都市は、モントリオール、オタワ、ト

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忘れていた地理25『アメリカのくらし・後編』

(3) アメリカの工業

~おもな工業地域・都市~

A五大湖沿岸
 ピックバーグで製鉄、デトロイトで自動車、シカゴで農業機械・食品などの工業が発達しています。

Bニューイングランド
 ボストンを中心に、伝統的な織物工業が盛んでしたが、最近では電子工業も発展しています。エレクトロニクスハイウェイと呼ばれているそうです。

C大西洋岸
 ニューヨークから南の大都市周辺に広がる工業地域。衣料、食料、

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忘れていた地理24『北アメリカのくらし・前編』

Ⅵ 北アメリカの国々

☆北アメリカは、アメリカ合衆国とカナダの二つの国からできています
☆北アメリカ大陸は西側が山脈や高原で高く、中央部に平原が広がっています
☆アメリカは多民族で構成、「民族のサラダボウル・るつぼ」と呼ばれています
☆農産物は小麦や大豆、とうもろこしなど

① アメリカ合衆国

(1) 北アメリカのあらまし 

北アメリカとは、北アメリカ大陸のうちメキシコより南の国を除いた部分

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忘れていた地理24『アフリカの国々後編』

④ナイジェリア~アフリカ最大の人口~
首都:アブジャ
面積:92万㎢
人口:1.6億人
通貨:ナイラ
言語:英語、ハウサ語、ヨルバ語など

西アフリカにあり、アフリカで一番人口の多い国です。国土の大半は熱帯気候ですが、内陸には乾燥気候もあります。沿岸部の油田から得られる大きな収入は経済の中心ですが、カカオや落花生なども重要な輸出品です。

⑤南アフリカ共和国~アフリカ最大の工業国~
首都:プレトリ

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忘れていた地理24『アフリカのくらし』

Ⅴアフリカの国々

① アフリカの国々

(1) エジプト~ナイル川の恩恵は大きい~
首都:カイロ
面積:100万㎢
人口:8250万人
通貨:エジプト・ポンド
言語:アラビア語、英語など

 アフリカ大陸の北東にあり、地中海に面しています。ナイル川流域以外は、まさかのほとんど砂漠。
 産業は、ナイル川にある二つの大きなダムによって灌漑や発電をしています。石油製品、野菜・果実、綿花などなどを産出。

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忘れていた地理23『ロシアのくらし』

Ⅳ ロシア連邦と周辺の国々

① ロシア連邦と周辺の国々

(1) ロシア連邦
首都:モスクワ
面積:1700万㎢
人口:1.4億人
通貨:ルーブル
言語:ロシア語、多くの民族語

 ユーラシア大陸北部に広がる、世界最大面積の国。
西部……東ヨーロッパ平原、ウラル山脈
中部……西シベリア低地
東部……中央シベリア高原から山岳地帯
という分類です。
気候は亜寒帯(冷帯)が中心で、北には寒帯もあり、ま

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忘れていた地理23『東ヨーロッパのくらし 前編』

⑤ 東ヨーロッパの国々
(1) ポーランド~天才ピアニスト・ショパンのふるさと~
首都:ワルシャワ
面積:31万㎢
人口:3820万人
通貨:ズウォティ
言語:ポーランド語

 ヨーロッパの中央に位置する、平原の国です。気候は西部が温帯ですが、東部は亜寒帯(冷帯)。
 産業としては、農業が中心。麦類やじゃがいもをはじめ、牧畜も盛んです。南部のシロンスク地方からは石炭などの資源を産出し、クラクフなど

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忘れていた地理21『南ヨーロッパのくらし後半』

③ポルトガル~イベリア半島の先端~
首都:リスボン
面積:9万平方キロメートル
人口:1060万人
通貨:ユーロ
言語:ポルトガル語

イベリア半島の西の端にあります。大西洋に面していて、国土の大半は地中海性気候。
産業の中心は、農業や水産業です。オリーブ、ぶどう、コルクがし、ワインなどなど。日本との関係は古く、ポルトガルから日本に伝えられた文化も多いのです(カステラ、カルタなど)。

④ギリシャ

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忘れていた地理20『南ヨーロッパのくらし前編』

⑤南ヨーロッパの国々

(1) イタリア~長靴のかたちのあの国~

首都:ローマ

面積:30万㎢
人口:6070万人
通貨:ユーロ
言語:イタリア語

ヨーロッパの南にある長靴のかたちをした半島と、シチリア島など70近い島々からなります。日本と同じように、火山や温泉があります。地中海沿岸には、夏に乾燥する地中海性気候が分布します。
14世紀~15世紀にはルネサンスが栄え、今の統一イタリアが生まれ

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